アイティフォーは8月16日、神奈川県の百貨店「さいか屋」からECサイト構築のクラウド版「ITFOReCクラウド版サービス」を受注したことを発表した。11月のお歳暮商戦から稼働を予定しているという。
今回、さいか屋がクラウド導入にあたって重視したのはシステム連携機能だ。ECサイトとPOSシステム、ギフトシステム、ポイントシステムそれぞれとの連携が求められていた。今回、同クラウドサービスにこれらの連携をカスタマイズで盛り込んだことが評価されたとしている。
具体的には、POS連携によりECサイトでの売上を基幹システムへ自動計上。また、ギフトシステム連携により受注した商品の物流を自動処理し、ポイントシステム連携で顧客の利便性を高めるという。
主要な機能として、複数の送り主から複数の届け先に複数アイテムのギフト配送を1回の注文で発注できる「N対N対N対応機能」、また、最適な“のし”を選択できることに加え、「お歳暮」「粗品」「お礼」など各種の“のし”が混在した注文を1回で受け付けられる「のし制御機能」、自宅届け(自家消費)、自宅届け(二重包装)、先方届け、先方届け(二重包装)の4つの「配送・包装パターン」を実装しているという。
ITFOReCクラウド版サービスの提供価格は、カスタマイズ無しの場合、初期費用500万円から、利用料は月額50万円からとなる。