マイクロソフト、まもなく「Albany」のトライアルを開始

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-04-21 01:49

 Microsoftは消費者向け「Software+Service」バンドル製品であるコード名「Albany」のプライベートテストを始めようとしている。これは「Office Home and Student」「Windows Live OneCare」「Office Live Workspace」そして多様な「Windows Live」サービスをオールインワンにまとめたものである。

 Microsoftは3月にAlbanyのテスター登録を開始した。今週に入り、MicrosoftはAlbanyテスターの候補者にメモを送り、参加者として選定されたかどうかと、ひとたび承諾されれば、MicrosoftのプライベートサイトConnectからAlbanyがダウンロードできることがまもなく報告されるだろうと通知している。米国時間4月18日、MicrosoftはAlbanyのベータ版がまもなく開始されることを認めた。

 MicrosoftはAlbanyのテストビルドを「何千人」のベータ参加者に提供し、同製品の最終バージョンは本年末までに提供する計画であると、MicrosoftのOffice Consumer and Small Business Groupのグループプロダクトマネージャーを務めるBryson Gordon氏は述べている。

 Albanyは、Office Home and Studentの2007年バージョン、Office Live Workspace、Officeを補完するMicrosoftのコラボレーションサービス、Windows Live OneCare、Microsoftの消費者セキュリティおよびバックアップサービス、そして3つのWindows Liveサービス――「Live Mail」Live messenger」「Photo Gallery」――で構成される。このバンドル製品は、ひとつのインストーラを経由して提供される。Microsoftがこれらのソフトウェアまたはサービス要素のいずれかについて新バージョンをリリースすると、AlbanyユーザーはAlbanyのサブスクリプション料金を支払い続けている限り、自動的にプッシュされる最新バージョンを受け取ることになる。

 もしAlbanyユーザーがサブスクリプションを中止しても、彼らはデータを失うことはないとGordon氏は述べている。ユーザーはOfficeのコピーを買いに赴き、引き続き文書やデータにアクセスすることができるという。

 Gordon氏によるとAlbany――Microsoft内部では「ValueBox」として知られていた――は消費者を対象にしているという。同氏は「現時点では」小規模事業ユーザーは対象とされていないと述べ、Microsoftがそのようなセクターでも同様のバンドル製品を視野に入れていることをほのめかした。

 MicrosoftはまだAlbanyの料金設定については触れていない。Gordon氏はAlbanyの配布モデル――MicrosoftがPCメーカーにAlbanyリンクまたはコンポーネントを新PCに含ませようとするか否か――についてはコメントしなかった。もしMicrosoftがOneCareと同じような工程をたどるなら、Albanyのボックスバージョンを小売店で提供するかもしれない。

 MicrosoftはOffice Home and StudentとOneCareを単独の製品またはサービスとして販売し続ける予定である。同社はまたローエンドの生産性パッケージであるMicrosoft Works(有料と広告でサポートされたバージョンの両方について)も提供し続ける予定だ。MicrosoftはまだMicrosoft Worksのホステッドバージョンを提供する可能性および時期について、さらに詳細な情報を提供していない――同社関係者がほのめかしてきたこのような製品は過去数年間の議題にあがっている。

 Microsoftは(少なくとも公には)AlbanyをGoogleのウェブベースの生産性サービス「Google Docs」の対抗製品とは位置づけていない。しかし筆者には確かにMicrosoftがAlbanyで同じグループ――消費者、学生、そしておそらくある時点では企業――に狙いを定めているようにみえる。GoogleがGoogle Docsにセキュリティやバックアップサービスをいつ加えるか、気になるものだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    今日からできる対策も--ランサムウェアの仕組み・最新手口を徹底解説!

  2. セキュリティ

    サイバーリスクは経営の最重要課題へ。取締役会に求められるインシデント対応の実践ガイド

  3. 経営

    8 割超の組織が“インフラの限界”に直面──エージェント型 AI 時代の新たな基準とは

  4. ビジネスアプリケーション

    なぜAIは定着しないのか? 全社活用を阻む3つの壁を突破し、業務の中で自然に動く仕組みを作るには

  5. ビジネスアプリケーション

    AIエージェント時代の人材戦略を4つの視点で整理する

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]