Microsoftは消費者向け「Software+Service」バンドル製品であるコード名「Albany」のプライベートテストを始めようとしている。これは「Office Home and Student」「Windows Live OneCare」「Office Live Workspace」そして多様な「Windows Live」サービスをオールインワンにまとめたものである。
Microsoftは3月にAlbanyのテスター登録を開始した。今週に入り、MicrosoftはAlbanyテスターの候補者にメモを送り、参加者として選定されたかどうかと、ひとたび承諾されれば、MicrosoftのプライベートサイトConnectからAlbanyがダウンロードできることがまもなく報告されるだろうと通知している。米国時間4月18日、MicrosoftはAlbanyのベータ版がまもなく開始されることを認めた。
MicrosoftはAlbanyのテストビルドを「何千人」のベータ参加者に提供し、同製品の最終バージョンは本年末までに提供する計画であると、MicrosoftのOffice Consumer and Small Business Groupのグループプロダクトマネージャーを務めるBryson Gordon氏は述べている。
Albanyは、Office Home and Studentの2007年バージョン、Office Live Workspace、Officeを補完するMicrosoftのコラボレーションサービス、Windows Live OneCare、Microsoftの消費者セキュリティおよびバックアップサービス、そして3つのWindows Liveサービス――「Live Mail」Live messenger」「Photo Gallery」――で構成される。このバンドル製品は、ひとつのインストーラを経由して提供される。Microsoftがこれらのソフトウェアまたはサービス要素のいずれかについて新バージョンをリリースすると、AlbanyユーザーはAlbanyのサブスクリプション料金を支払い続けている限り、自動的にプッシュされる最新バージョンを受け取ることになる。
もしAlbanyユーザーがサブスクリプションを中止しても、彼らはデータを失うことはないとGordon氏は述べている。ユーザーはOfficeのコピーを買いに赴き、引き続き文書やデータにアクセスすることができるという。
Gordon氏によるとAlbany――Microsoft内部では「ValueBox」として知られていた――は消費者を対象にしているという。同氏は「現時点では」小規模事業ユーザーは対象とされていないと述べ、Microsoftがそのようなセクターでも同様のバンドル製品を視野に入れていることをほのめかした。
MicrosoftはまだAlbanyの料金設定については触れていない。Gordon氏はAlbanyの配布モデル――MicrosoftがPCメーカーにAlbanyリンクまたはコンポーネントを新PCに含ませようとするか否か――についてはコメントしなかった。もしMicrosoftがOneCareと同じような工程をたどるなら、Albanyのボックスバージョンを小売店で提供するかもしれない。
MicrosoftはOffice Home and StudentとOneCareを単独の製品またはサービスとして販売し続ける予定である。同社はまたローエンドの生産性パッケージであるMicrosoft Works(有料と広告でサポートされたバージョンの両方について)も提供し続ける予定だ。MicrosoftはまだMicrosoft Worksのホステッドバージョンを提供する可能性および時期について、さらに詳細な情報を提供していない――同社関係者がほのめかしてきたこのような製品は過去数年間の議題にあがっている。
Microsoftは(少なくとも公には)AlbanyをGoogleのウェブベースの生産性サービス「Google Docs」の対抗製品とは位置づけていない。しかし筆者には確かにMicrosoftがAlbanyで同じグループ――消費者、学生、そしておそらくある時点では企業――に狙いを定めているようにみえる。GoogleがGoogle Docsにセキュリティやバックアップサービスをいつ加えるか、気になるものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連情報
-
マイクロソフトの「Albany」:GoogleDocsに対抗するバンドル製品か?
Microsoftがベータテストを予定しているコード名「Albany」は、GoogleDocsに対抗した、MSのソフトウェアとサービス3種を組み合わせたバンドル製品であると推測されている。 - MS、謎の製品「Albany」のテストを開始--広告入り無償版「Microsoft Works」か
- Microsoft
「オール・アバウト・マイクロソフト」 のバックナンバー
-
ハードウェアアクセラレーションを活用するウェブブラウザは「IE 9」だけではない
概要があまり明らかにされていないマイクロソフトの次期ウェブブラウザ「Internet Explorer(IE) 9」だが、マイクロソフト側はハードウェアアクセラレーションを活用することを認めている。 -
グーグルの「Chrome OS」と競合するMS製品は「Silverlight」か?
-
「Microsoft Works」の代替となる「Office Starter 2010」がプライベートベータに
-
アドビ「Lightroom」対抗の「SmartFlow」プロジェクト、ソーシャル機能を付加へ
-
マイクロソフトによるウェブ閲覧の新しい実験「Pivot」
- オール・アバウト・マイクロソフト 一覧へ »
-
BIベンダーの選び方 −BIベンダー選定のための評価フレームワーク
- 日本モバイルインターネット端末市場分析 〜2008〜2012年のMID及びスマートフォン...
- 【導入事例集】多業種から評価されているWeb会議システム、24社の導入事例をご紹介
- CRMの限界を超える!「顧客経験価値マネジメント」実現の5段階
- POSデータを活用し、売上アップを導く「分析力」とは?
- ストレージ問題の課題に対する解決方法
- 企業コスト削減の傾向と対策 〜最新アプローチのトレンド〜
- iPhoneをビジネスで活用する時代へ〜ビジネス&モバイルのミライ〜
- 【日産自動車:BI導入事例】連結対象の36社からの情報を元に車種別損益管理を実現
- 中堅企業におけるテクノロジーと成長
企画特集
-
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
中小企業の課題!?セキュリティ管理者不在でも大丈夫 -
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
ハンゲームの社長が語る・人材とサービスの在り方 -
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
戦略的なITシステムのために、今考えるべきポイント -
電力に"ふた"をする独自の省エネ機能とは!?
動的に電力割り当ても可能なHPの最新鋭ブレードに迫る -
高まるiSCSIストレージへの注目度
ストレージシステムの4つの課題とiSCSI導入のメリット -
【最終警告】パンデミック対策特集
サービス品質を保証するためのリスクマネジメントとは -
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティを考える -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
グリー、3人のエンジニアが語る仕事への想い
連載第2話、元SIerに聞くリニューアルと開発の舞台裏 -
容量制限によるメール消去は一切無し!
全てを保存するメールセキュリティSaaSが登場 -
急増するオンライン犯罪への解決策!
オンラインサービス保護ソリューション -
J-SOX法制定により内部統制の整備が急務に
重要性高まるActive Directoryの課題と対処法を公開中
-
7. ホットスポットと同時並列性分析について
この3分間のビデオは、Intel Parallel Studioの一部であり、アプリケー... -
8. Valarray
この5分間のビデオでは、Intelコンパイラの1次元Valarrayデータ構造に対...
新着企業動向
-
NTTデータ先端技術、オフィスPCの消費電力を見える化する「エコ管理機能」を搭載した「NOSiDE...
NTTデータ先端技術 -
トータルメッセジングソリューションセミナー/メールの運用コスト削減からセキュリティ対策、...
ミラポイントジャパン -
事例のご紹介 Vol.14 | 情報インフラの全体最適化
EMCジャパン -
メールセキュリティSaaS『Mail Luck!セキュアタイプ』
NTTPCコミュニケーションズ(ネットワーク事業部) - 企業動向一覧へ»
