Windows「Fiji」:始まっていたベータテスト

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-05-27 07:21

 Microsoftの情報封鎖といえば、「Windows Media Center Edition」の次期バージョンである「Fiji」についても、Microsoftは長いこと沈黙したままである。

 しかしそれはFijiが消滅したからではない。実際にFijiのベータ版が数週間前に始まっている。筆者と話をした匿名希望の何人かがそのように述べていた。

 現テスト段階では何人のテスターが関わっているのかは不明である。Microsoftがこの1年以上の間に登録した他の数多くのFijiテスターをいつ指名するつもりなのか、あるいはMicrosoftがFiji――あるグループの間では「Media Center Edition + 1」として知られている――をいつリリースするのかについては何の音沙汰もない。

 最後に聞いたのは、FijiはMicrosoftが「Vista Service Pack 1」の一部として提供した機能を基に構築されるはずだということだ。一部の潜在的テスターによると、FijiではVistaリリースで見られなかったような取り付けや仕上がりの一部を提供すると聞いたという。FijiのリリースではDirecTVのサポートもMedia Centerに追加されると予想される。

 Micrsoftは最初にこの春にFijiのテスターを探していた。選定されたテスターが何らかのFijiの内部ビルドを受け取ったかどうかは定かではない。最後に聞いたのは、Fijiは2008年後半に提供されそうだということである。

 Microsoftの広報担当者経由で提供されたFijiに対する唯一のコメントはこうである。「Microsoftには現在進行中のベータが多数ある。しかし現時点ではWindows Media Centerの将来のバージョンに関しては何も発表できることはない。」

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]