このほどFacebookがユーザーのページをさらにプロファイル中心型とするように意図して刷新したことについて、この数日間ブロゴスフィアはそわそわ(atwitter)していた(語呂合わせを意図した)。
しかしこのような路線で行こうとしているのはFacebookだけではない。Microsoftは来たる「Windows Live」のソフトウェアとサービスについて、いくつかの異なる方法でプロファイル中心型にしようとしているようだ。
Microsoftは最近、Windows Liveサービスの次期バージョンの社内リリース「Milestone 1」を完了したと、Windows Liveのジェネラルマネージャーを務めるBrian Hall氏は述べている。同氏によると、Microsoftは「Windows Live Wave 3」の一部をなすPC、ウェブ、電話のソフトウェアとサービスの最初のテストビルドを今夏にプライベートベータの一環として社外に提供する予定であるという。
Hall氏は詳細を明らかにしなかったが、Microsoftは次のリリースの中で「Liveでプロファイルコンセプトを利用する」予定であると指摘した。
「Windows Live Profile」はすでにMicrosoftの既存のブログおよびソーシャルネットワーキングプラットフォームである「Windows Live Spaces」の一部として存在している。MicrosoftがLive Spacesをさらにプロファイル中心型のプラットフォームに置き換えようとしているのか、あるいは単にLive ProfileをLive Spacesの次期バージョンの中心に据えようとしているだけなのかは、よくわからない。
「Spacesについてはまだ改善の機会は多い」とHall氏は述べた。同氏は、Live Spacesのユーザーベースは急速に成長しているとしながら、「しかし(ユーザーの)Spacesへの関与は他ソーシャルサイトと比べると少ない」と指摘する。
また筆者が今週Hall氏と雑談したときに同氏が漏らしたヒントからしても、アップデートされたWindows Live Profile技術は「Windows Live Hotmail」「Windows Live Messenger」またその他のWindows Liveサービスの次期バージョンとさらに密接に統合されそうに思える。
「わが社はもうひとつ新たにソーシャルネットワークを創るのではない」とHall氏は述べた。むしろ他のLiveサービスと「わが社のプラットフォームの優れた部分を融合させようとしている」と同氏は述べた。
Microsoftがいずれプロファイル中心型になったLiveウェアを発表するときには、Microsoft ResearchのC2プロジェクト――筆者はこれをMicrosoft版「FriendFeed」となぞらえている――がどれほどデザインに取り込まれているかが気になる。引き続き注目されたい。
他方でLive関連といえば、LiveSideが、MicrosoftはLive MeshのモバイルポータルとMacクライアントのテストバージョンを提供し始めたと指摘した。Live MeshはMicrosoftのシンクロナイゼーションとコラボレーションのサービスである。モバイルポータルは現在テスターに提供されている。プレベータ版のMacクライアントは短期間提供されていたが、LiveSideがそのことを取り上げてから、Microsoftはそれを取り除いている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ