予想されたより9カ月以上遅れて、初めてのMicrosoft Surfaceのテーブルトップが一部のSheratonホテル内で提供され始めた。
(2007年6月にSheraton New YorkでSurfaceのデモを見たときに、関係者らは最初のSurfaceユニットは特定のホテルに2007年末までに設置される見込みであると述べていた。)
米国時間8月13日、Microsoftは30インチのSurfaceシステムの第1弾が、ボストン、シカゴ、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルの5カ所のホテルで今や提供され始めたことを発表した。各ホテルともMicrosoftが開発したSurfaceアプリケーションスイートのSheraton用にカスタマイズされたバージョンを提供している。なかでも以下が含まれる:
- CityTips:マッピングとローカルサーチツール
- Sounds of Sheraton:ゲストがパーソナルプレイリストを作成し、ロビーベースでデジタルジュークボックスを提供する音楽ツール
- Sheraton Snapshots:Sheratonリゾートと施設の既存の写真を提供する写真ブラウジングツール
MicrosoftはSurfaceテーブルトップが、小売、医療、自動車、その他のバーティカルマーケットにおいて多くの機会を有すると述べていた。しかし何らかの強く望まれた第三者アプリケーションがタッチスクリーンのSurfaceシステム(そしてこれは忘れてはならないが、中身はVistaで作動している)から提供されるまでは、この市場がそれほど大きいものだとは思えない。
Surface開発キットに対する不満の声も聞こえてくる。これはMicrosoftがまだ公には話していないことだ。そのようなSDKは、Surfaceプログラミングインターフェースを露出し、開発者にWindows Presentation Foundation(WPF)を新たな方法で利用させるものと思われるだろう。
Surface開発キットに関心がある開発者の方はいませんか?テーブルトップのフォームファクターでどんなものがSurfaceの「キラー」アプリになりそうだと思いますか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ