英国に拠点を置くジャーナリストたちに対する8月21日のメモによると、MicrosoftはSearch部門内に、商用検索に焦点を絞った新しいグループを創設するという。
この商用検索グループは、所在地ベースの検索会社、MultiMapの元最高経営責任者(CEO)であるJeff Keliskyが率いる予定である。MicrosoftはMultiMapを2007年12月に買収していた。Kelisky氏は現在、Commercial Searchのジェネラルマネージャーを務めている。Commercial Searchには「Live Cashback」「MSN Shopping」「Live Local」、消費者マッピング、「Virtual Earth」そしてモバイルが含まれる。Kelisky氏はSearch Business部門のジェネラルマネージャーを務めるBrad Goldberg氏の直属となる。
(Goldberg氏は、同氏の略歴によると、検索の製品管理、製品企画、マーケティングの責務を担っている。「これはLive Searchの現在および将来のバージョンを含み、Local Search、Image Search、そして消費者および企業の顧客セグメントを含むすべての検索バーティカルにおよぶ」とその略歴は述べている。)
PhotoSynthの共同創業者であるBlaise Aguera y Arcas氏がこのほど筆者に対し述べていたが、Microsoftはマップを「検索にとってひとつの軸」となるとみている。
Microsoftがこのところ、ほかに何を軸にする心づもりなのかは定かでない。画像サーチか?企業サーチか?自然言語サーチか?
いずれにせよ、MicrosoftはようやくYahooへの執念を乗り越え、同社の検索シェアと収益化戦略を改善する方策を探し始めているようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ