Microsoftは「Windows Mobile」フォン用「Internet Explorer(IE)6」のエミュレータイメージのダウンロードによる提供を開始した。
(そう、これはタイプミスではない。MicrosoftはPC用にはIE8を仕上げようとしているところだが、モバイルプラットフォームではまだIE6の段階にあるのだ。)
新しいIE6製品は、「Windows Mobile 6.1.4」リリースの一部として、MicrosoftのDownload Center ウェブサイトから米国時間11月11日にリリースされた。Windows Mobileブログによると、通信事業者はWindows Mobile上でIE6を「まもなく」提供し始めるはずだという。
Microsoftは何カ月にもわたり、IE6 for Windows Mobileが同社のモバイルデバイスのための最初の「本格的な」ブラウザリリースであると宣伝してきた。そのウェブサイトからは次の通りである:
「Windows Mobile 6.1.4には、Windows Mobileデバイスのための本格的なブラウザで、デスクトップブラウザと同じ高品質なブラウジング体験をユーザーにもたらす新しいInternet Explorer Mobile 6が含まれる。Internet Explorer Mobile 6はデスクトップ品質のレンダリングをサポートしており、現在のWindows Mobileデバイス上のInternet Explorerの全バージョンに対する最高のコンプライアンスサポートを備えている。いくつかの新機能と改善されたサポートにより、ユーザーはタスクをより迅速かつ容易に完了させることができる。」
Microsoftはこのところ、モバイル戦略と製品のてこ入れを図ろうとしてきた(同社幹部は引き続き、公には万事うまくいっていると主張しているが)。Mirosoftはこの1カ月間、モバイル部門の幹部構成を刷新した。また同社は今では、Windows Mobile 6.5オペレーティングシステムのアップデートを電話メーカーに2009年中にリリースする計画であることを認めている。現時点では、お待ちかねの「Windows Mobile 7」は2010年後半のリリースとなりそうだ。
Canalysの市場ウォッチャーからの最新の数字によると、世界の第3四半期における携帯電話の出荷数に関しては、Symbian、Apple、RIMがMicrosoftをしのいでいる。(MicrosoftはWindows Mobileを携帯電話メーカーを通して間接的に提供している。)第3四半期にNokiaは世界のスマートフォン市場シェアの47%を占めていた。Appleは17%、RIMは15%、そしてMicrosoft Windows Mobileフォンは14%となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ