Office 14ファミリーの新メンバー:Office for Sales

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2009-01-14 11:21

 数年前、Microsoft幹部は特定のレベルに合わせて「Office」の異なるバージョンを提供する方向に傾いているようにみえた。時を経るにつれ、この計画はなくなったものと思っていた。しかしそうではなかったようだ。

 初期の「Office 14」のコードにアクセスできるようになり始めたアルファテスターたちが、「Office for Sales 14」として知られる新しいサーバベース製品が同ラインナップの一部として含まれていると報告している。以下がOffice for Salesについてこれまでのところ筆者が彼らから探り出したものだ:

  • これはエンドツーエンドのCRM製品で、ソフトウェアとサービス要素の両方を取り込んだものである。
  • この製品は「SharePoint Server」を基盤にしており、それと密接に結びついている。
  • 開発者はシステムをカスタマイズして「Siebel CRM」といった第三者製品と統合させることができる。
  • 機能として、顧客情報を「Outlook」に保存する能力、中央に集中させた「Sales Center SharePoint」サイト、販売コミュニティの創設、そして「販売対話管理」(SIM:sales interaction management)へのサポートが含まれる。

 SharePoint Server 14はオフラインサポートを提供すると予想されており、情報筋によると、Office for SalesではユーザーはOutlook内のオフライン編集ができるようになるという。

 Office for Salesは「Office Business Applications(OBA)」を基盤として構築されている。OBAは開発者がOfficeまたはSharePointを拡張する複合アプリケーションを構築するのを可能とするように設計されている。

 Office for SalesはMicrosoftのホステッドCRMサービスである「Dynamics CRM」と「CRM Online」とはどのような関係にあるのか。(まだ)筆者は知らない。誰か心当たりはありますか?――知識に基づいたものでも、おおざっぱな憶測でも。

アップデート:MicrosoftはOffice for Sales 14についてコメントすることを拒否した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]