MicrosoftがLive Labsグループを解散するとPaidContent.orgが報じた。Live Labsは、Microsoftの研究者とMSNチームで構成される研究開発グループで、高い注目を集めていた。
アップデート:Microsoftは今回の動きについて、チームの組織再編と説明している。同社代表者によると、ざっと半分が他の製品グループに異動になるという。残る半分は、Live Labsで検索プロジェクト、データ検索・発見プロジェクトなどにフォーカスするとのことだ。
Microsoftの幹部はこれまで、Live Labsを“Microsoftがフォロワーではなく、イノベーターであることの証拠”として宣伝してきた。
だが、Live Labsのプロジェクトの中には打ち切りや保留となっているものもある。Live Labsのプロジェクトとして最も有名なのは、「PhotoSynth」だ。
PaidContentの記事によると、Microsoftは同グループ解散の理由として、経済的圧力を挙げている。
Live Labsを率いるGary Flake氏はどうなるのだろうか?同氏はYahooの検索ラボの元創業者で、Microsoftに引き抜かれた。私のこの疑問に対し、Microsoftからコメントは得られていない。先のMicrosoftの代表者によると、Flake氏は今後もLive Labsチームの一部を率いるという。
もう1つの疑問が、Live Labs閉鎖により、Office Labs、adLabs、Startup LabsといったMicrosoft社内の同じような性質を持つ他のチームがどのような影響を受けるのかだ。新しい情報が得られたらすぐにでもこの記事に付け加えるつもりだ。少なくとも現時点では、これらのチームはこれまで通り運営されているようだ。
アップデート1:Microsoftの代表者からの声明文を引用する。「Live Labsは、実際の閉鎖ではない。むしろ、チームの一部が他の製品グループに異動したというもので、Live Labsはより小さなチームで引き続き活動を継続する」。
アップデート2:News.comのIna Fried氏が、Flake氏は今後も、残ったLive Labsを率いるというMicrosoftの代表者のコメントを掲載している。
関連情報として、Live Labsで設計ディレクターを務めていたDon Lindsay氏がMicrosoftを辞めてRIMに加わったとmocoNews.Netが報じていることを付記しておく。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ