更新:Microsoftは米国時間2月12日、17の脆弱性の問題を解決する11のパッチを配信した(訳注:日本では2月13日午後に配信予定)。6つの更新が緊急、5つが重要な脆弱性に関するものだが、すでに破られているExcelのゼロデイ脆弱性についてはパッチは配信されなかった。
Microsoftが米国時間2月7日に公表したセキュリティ情報では、7つの緊急の脆弱性を修正する12のパッチが配信されるとされていた。1つのWindowsの緊急の脆弱性が、品質の問題でカットされた。
Microsoftの広報担当は、今回の一連のパッチは1月に報告されたExcelのセキュリティホールに対処していないことを認めた。1月16日、Microsoftセキュリティ対応センター(MSRC)はExcelに対し攻撃が行われていることを認めている。Microsoftは、ユーザーに対し、攻撃コードを取り除くツールをファイルに適用するか、信頼できるもの以外のOffice 2003以前のフォーマットのファイルをブロックすることを推奨している。
Excelはあらゆる企業で使われていることから、このセキュリティホールを残しておくことは問題を引き起こす可能性がある。Microsoftの広報担当は、Excelのパッチが時間に間に合わなかったことを示唆した。Microsoftが私に送ってきた文章を以下に示す。
Microsoftは常に潜在的、および既存の脆弱性を調査し、われわれの顧客を保護しようとしている。脆弱性を効果的に修正するセキュリティアップデートの作成は、一連の手順を必要とする大きなプロセスだ。脆弱性の発見からセキュリティアップデートのリリースまでにかかる時間には多くの要因が影響しており、あらゆる脆弱性はそれぞれ独特の難しさを抱えている。潜在的な脆弱性が報告されると、影響のある製品について、その製品の専門のセキュリティ専門家が脅威の範囲と影響を調査する。MSRCが脆弱性の範囲と深刻度を理解すると、影響があり、サポートされているすべてのバージョンのアップデートの開発に取り組む。アップデートが作成されると、異なるオペレーティングシステムと影響のあるアプリケーション、それに続いて世界中の多くの市場や言語用にローカライズされたものでのテストが必要になる。事例によっては、同じあるいは同様の問題で複数のベンダーに影響がある場合もあり、この場合は協調リリースが必要となる。
2月の月例パッチの中でも、特に目立つ緊急の脆弱性には次のものがある。
MS08-008:VistaのOLEオートメーションでリモートでコードが実行される可能性のある脆弱性を解決している。Microsoftは次のように述べている。「このセキュリティ更新プログラムは、OLE オートメーション内のメモリ リクエストのチェックを追加することにより、この脆弱性を解決します。」影響のあるソフトウェアには、Windows 2000、Windows XP、Windows Vista、Microsoft Office 2004 for Mac、Visual Basic 6が含まれる。
MS08-009:このパッチは、Wordでリモートからコードが実行される可能性のある脆弱性を解決している。Microsoftは次のように述べている。「攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。コンピュータでユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。」影響のあるソフトウェアには、Office 2000、Office 2003、Office Word Viewer 2003が含まれる。
MS08-007:また別のXPとVista用のパッチ。このパッチは、WebDAV Mini-Redirectorを修正する。一言で言えば、この脆弱性はシステムの制御を奪い、プログラムのインストールその他を行うことを可能にするものだ。
MS08-010:このアップデートは、IEでリモートからコードを実行される可能性のある複数の脆弱性を修正する。Microsoftは次のように述べている。「この累積的なセキュリティ更新プログラムは、ActiveX コントロールに Kill Bit を設定するとともに、Internet Explorer が HTML を処理し、データを検証する方法を変更することにより、これらの脆弱性を解決します。」もちろん、単にActiveXを無効にしてもいい。
MS08-012:このアップデートは、Microsoft Office Publisherにあるリモートからコードを実行される可能性のある脆弱性を解決している。影響があるのは、Microsoft Office Publisher 200、サポートされているリリースのMicrosoft Office Publisher 2002、サポートされているエディションのMicrosoft Publisher 2003 Service Pack 2だ。
MS08-013:このアップデートは、Office 2000のリモートからコードが実行される脆弱性をカバーする。これは、Microsoft Offce XP、Microsoft Office 2003、Microsoft Office 2004 for Macには重要なアップデートとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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