ここでは最高経営責任者(CEO)に関する一般的な見方については忘れて欲しい。企業のトップマネージャーや幹部を対象にしたBNETの新しい独占調査は、企業の内部の人間が今日自社のトップのしていることの正しいことと間違っていることをどう評価しているかを的確に明らかにしている。
CEOに対する一般的な批判についてはご存じだろう。いわく、たとえ法外に給料をもらいすぎていないとしても、無能であるか非道徳的である。またはこれら3つの要素のどれかを組み合わせたものである。しかし、内部の人間はどのように見ているのだろうか。トップマネージャーは最近、CEOの仕事ぶりをどのように評価しているのだろうか。BNETではCEOに対する最も厳しい批評者に尋ねてみることに決めて(われわれは全米の1500人以上のシニアマネージャーや幹部に聞き取り調査をした)、彼らが最高位の上司を実際にはどのように考えているかを解明した。CEOの主要な長所と弱点はどのようなものか。彼らは権限委譲、リーダーシップ、刺激を与える能力、功績を他人と分かち合う傾向、意思決定、危機への対処、優れたアイデアの醸成、将来のリーダーの育成といった項目でどの程度の成績を上げているのだろうか。
結果については「BNETの第1回CEOの成績表」に詳細を明らかにし、分析を試みているが、CEOは倫理や行動規範といった項目で驚くべき高い点数を獲得している一方で、経営者やリーダーとしては重大な「盲点」を抱えていることがわかった。われわれが発見した一貫したテーマは、採点者が重役室から遠ざかるにつれてCEOの仕事ぶりに対する評価が大きく変わるということである。手始めに、調査結果に対する3部構成の分析、「人間味の欠如」「イノベーション面の低得点」「世代ギャップを理解する」を読んでみて欲しい。さらに深く知りたければすべての調査結果をダウンロードすることもできる。
過去数年の新聞の見出し(有罪判決は言うまでもなく)から判断すると、ほとんどのアメリカ人が今日のCEOについて明らかに不名誉な見方をしているのはまったく驚くに当たらない。
批判:CEOは尋常でないほど給料をもらいすぎている。または無能である。または真実を語る能力に欠けている。もしくは、これら3つの要素の本当に忌まわしい組み合わせである。アメリカで最も優れた成果を上げながら最も低い給料しかもらっていない「好人物の」CEOと見なされていたWhole Foodsのトップ、John Mackey氏でさえ、指導者として重大な欠陥を抱えていることが明らかになり、コーポレートガバナンスの第一人者までもが認めていた英雄的な人物でないことが判明した。Mackey氏の最近の信用の失い方は、一般大衆のCEOに対する信頼感が傷つけられていることを示す最も新しい例に過ぎない。
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