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海外ラウンドアップ2007:生みの苦しみに直面するグリーントランスポーテーション

2007年も大きな注目を浴びたグリーントランスポーテーション業界。しかし、多くの問題も浮き彫りになった。

文:Michael Kanellos(CNET News.com)
翻訳校正:編集部   2007年12月29日 08時00分

 グリーントランスポーテーションは、2007年も大きな成長を遂げた。だが、業界では多くの問題が浮かび上がってきている。

 エタノール生産企業に目を向けてみよう。2005年と2006年、投資家たちが既存のエタノール生産企業に群がった結果、VeraSun Energyをはじめとする企業は株式を公開するまでになった。燃料価格の高騰と、原材料が比較的安価であることが相まって、投資家たちにはうまみのある産業に映った。

 そこへとうもろこしの価格が急上昇し、利益の芽は一転して損失へと変わった。エタノール企業同士の統合が始まった。

 GreenFuel Technologiesは一方で別の問題に直面した。同社は二酸化炭素を集めて藻に吸収させ、藻からバイオディーゼルを作り出すことを計画していた。アリゾナ州の試験工場では二酸化炭素の収集と藻の培養に成功した。処理しきれないほど大量の藻が発生するという問題に直面したが、科学者たちは現在も藻を経済的に燃料に変えることのできる方法の開発に取り組んでいる。

 電気自動車メーカーはこれほどの苦労を経験していないものの、状況は似ている。2006年、電気自動車は消費者と投資家の間で大きな関心を集めた。だが、2007年、Tesla Motors、Think、Phoenix Motorcarsといった企業は、新車のリリースを2008年まで延期することを余儀なくされた。Tesla Motorsに至っては、CEOを交代しバッテリ事業を先送りした。

 しかし、グリーンカービジネスには希望もある。大手および中小のバイオディーゼル精製企業が大規模プラントの建設に着手している。米国でバイオディーゼルが競争力を維持するには、依然補助金が必要だ。だが、大規模プラントと新たな原材料の登場により、いずれ価格差は縮小することが予想される。科学者とベンチャー投資家もまた、セルロースエタノール事業の立ち上げに向け共同で継続して取り組んでいる。

 自動車業界には、Venture Vehicles、Fisker Automotive、Miles Automotiveといった企業による製造サイドへの新規参入の波が押し寄せている。さらに重要なのは、日産、三菱といった大手有力自動車メーカーが環境にやさしい自動車の開発を計画していることだ。歴史から学ぶなら、エコカー市場はPC市場がたどってきた道を踏襲することができる。多くは失敗に終わるだろうが、いくつかの新興企業と一部の大手有力メーカーは成功を収め、業界の姿を変えていくことになるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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