日本マイクロソフトと人材派遣会社のパソナは1月28日、無償のビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Microsoft Power BI」が使える人材育成において協業すると発表した。1月から、上級レベルのOAスキルを有するパソナの派遣登録社員を対象にPower BIのトレーニングカリキュラムを提供し、Power BIを使いこなせて教えることもできる「トレーナー」を年間300人育成する。
Power BIは、Excelライクな操作で企業データを分析、可視化するBI機能を提供する無償ツール。元々、「Office Professional Plus 2013」「Office 365 ProPlus」に含まれる企業向けExcelに実装されていたBI機能を、ウェブサービスとして無償で利用できるようにしたものだ。
今回の協業ではまず、「Power BIトレーニングカリキュラム」を共同開発した。上級レベルのOAスキルを有するパソナの派遣登録社員を対象に、「基礎」「応用」「実践」の3つの実技講座を年間12回、有償で開催。3講座を修了し、基準を満たした派遣登録社員を「トレーナー」に認定する。
また、Power BIのスキルアップに関する会員制コミュニティーサイト「POWER BI FORUM」を同日開設した。Power BIの活用法について、実技講座を修了してトレーナーに認定された派遣登録社員が、ほかの派遣登録社員からの質問に回答し、互いにスキルアップできるコミュニティーに醸成していくとする。