三菱地所と富士通は、東京・丸の内エリアにデータ活用を通じて街や社会における新たな価値や新たな事業の創出を目指す「丸の内データコンソーシアム」を設立した。同コンソーシアムは先に発足したイノベーションの創出を支援する会員制組織「Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)」の連携プログラムとして運営される。
活動期間は9月12日〜2020年3月31日までを予定しており、期間中は「街における活動関連データ取得・活用プロジェクト」(三菱地所、東京大学大学院工学系研究科主催)として有機的データ連成プロセス研究や、イベントおよび商業施設活性化のためのSNSビッグデータ解析、地震観測データの有用性検証、来街者の行動データ解析、廃棄物収集ルート最適化分析などを行う。
「丸の内データコンソーシアム」の体制図
また「情報銀行サービス実証プロジェクト」(富士通主催)として、副業マッチングサービス、スケジュールマッチングサービス、新たな旅のスタイルや余暇の過ごし方のサービス創出の検討なども実施される。各プロジェクトには、三菱地所と富士通だけでなく、各大学研究機関やさまざまな民間企業が参加するという。