Microsoftは米国時間10月21日、クラウドへのファイル移行を手がけるMoverを買収したと発表した。買収金額は明らかにされていない。MicrosoftはMoverのテクノロジーを活用することで、「Windows」や「Office 365」「Microsoft Intune」をバンドルした「Microsoft 365」へのファイル移行で顧客を支援する計画だという。
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Microsoftはクラウドへのファイル移行でユーザーを支援するためのツールを既にいくつか有している。「Microsoft FastTrack」や「SharePoint Migration Tool」などだ。同社によると、これらツールをMoverの既存サービスで強化するとともに、「今後さらなるセルフサービス型のツール」を追加していく計画だという。
Moverは現時点で、BoxやDropbox、Egnyte、Google(「G Suite」)を含む10以上のクラウドサービスプロバイダーから、「Microsoft OneDrive」や「Microsoft SharePoint」への移行をサポートしている。
Moverのキャッチフレーズは、「企業のためのクラウドファイル移行」だ。同社のウェブサイトでは、「ブラウザーを離れることなく、企業のデータすべてをOffice 365に移行する」のを支援すると説明されている。
Microsoftは、Moverの統合で実現しようとしていることや、Microsoft 365に向けたコンテンツの移行計画や分析、実際の移行を容易にするための新機能についての詳細を、11月4日から開催する「Microsoft Ignite 2019」カンファレンスで明らかにするとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。