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アジャイル開発が支えるDXの取り組み

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2020-05-27 07:00

 業種を問わずデジタル変革(DX)への流れが進んでいる。DXを進めるに当たり、あらかじめ仕様を決めてシステムを段階的に開発していく従来のウォーターフォール型ではなく、柔軟かつ俊敏なアジャイル型を選択する企業が増えている。

 ガートナー ジャパンの調査では、7割の大企業がアジャイル型開発を採用または採用予定とする調査結果を公表。DXはその目的から、変化する市場の流れを素早くとらえ、システムに反映する必要がある。正解が分からないという特徴からも、アジャイル開発の方が向いているといわれている。

 例えば、感覚的に楽しいことが求められるゲームの開発は、DXのアプリケーション開発で参考になりそうだ。あるゲーム開発会社では、スマートフォンゲームの開発において、アジャイルに通じるスパイラルモデルを採用した。シンプルなモックを作成し、それをチームや外部協力会社に提出、ユーザーが楽しめないと判断されれば、すぐに作り直す体制を構築した。

 ログインやデータベースへの書き込み処理などあまり変更が入らない共通部分を先に開発した上で、変更が入りやすいユーザーインターフェースに技術者を集中的に投下。これにより、短期間で大規模な機能を追加できたとしている。「楽しさ」のテストも必要というのが、ゲーム開発らしさである。

 DX実践において欠かせないアジャイル開発について、その動向が分かる記事を集めた。

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