ラックは3月31日、システム担当者の管理下にないIPアドレスの利用状況を把握する「Quick Discovery」サービスの提供を開始した。
同サービスでは、組織がインターネット上に公開するIPアドレスを調査し、応答があったIPアドレスと公開サービスを一覧情報にして管理できるようにする。管理者が把握している公開サービスと調査結果が異なる場合、管理外のサーバーやサービスでのセキュリティ対策が不十分なことで、セキュリティ事故につながる恐れがあるとしている。
調査では、指定したグローバルIPのネットワークアドレスに対して代表的な30個のTCP/UDPポートにスキャンを行う。調査結果の報告書は3営業日前後で、Excel形式で提供する。管理外のウェブサービスの応答があった場合には、サイトの判別がしやすいようにトップ画面をキャプチャーして補足資料に記載するという(80/tcp、443/tcp、8080/tcp、8443/tcpが対象)。
サービスイメージ
また調査後に報告会を行い、診断結果を踏まえた今後のセキュリティ対策などの相談を受け付けるという。参考価格は、500のIPをスポットで調査する場合が18万7000円(税込)からとなっている。