Elon Musk氏やAmazonのJeff Bezos氏が宇宙開発事業を手がけることが話題になる中、IBM、Microsoft、HPEなど米IT各社は着々と宇宙開発支援の体制を整えている。Microsoftは2020年10月20日に新事業「Azure Space」を発表。さまざまな宇宙関連事業や、人工衛星関連事業の接続性やコンピューティングをAzureの一環として提供する。
一方で、宇宙開発では、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の問題も勃発しており、米国、中国、ロシアとの間で、軍事作戦の中核となる人工衛星網を守るための争いも懸念されている。宇宙システムへの攻撃はサイバー空間にも及ぶなど、問題は拡大しつつある。
宇宙産業の市場規模は、2040年代に1.1兆ドルに上るとも言われ、大きな注目を集めている。米IT企業を中心とした宇宙への取り組みについての記事を集めた。