Amazonは米国時間7月29日、第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。売上高は予想を下回った。Amazon Web Services(AWS)は伸びが加速した。
Amazonの純売上高は、前年同期の889億ドルから27%増加し、1131億ドルとなった。純利益は78億ドル(1株あたり15.12ドル)だった。前年同期は52億ドル(1株あたり10.30ドル)だった。
アナリストらは、売上高を1150億7000万ドル、1株あたり利益を12.22ドルと予想していた。
Amazonの売上高は市場の予想を下回った。最高財務責任者(CFO)のBrian Olsavsky氏はカンファレンスコールで、「直近の数四半期を振り返れば、当社は新型コロナウイルスの影響をうまくとらえられていなかった。概して、当社のガイダンスの範囲以上の成果を上げていた」と話した。同氏は、第2四半期中に米国でパンデミックの拡大が減速する中、人々が「ワクチン接種を受け、外出」するようになったことが影響しているとした。「オフラインで買い物するだけでなく、活動したり外出したりすることで買い物の時間が奪われる。これは良い現象で素晴らしい。われわれは、今後のランレートを適切に判断しなければならない」
第2四半期には、創業者のJeff Bezos氏の後任として、Andy Jassy氏が最高経営責任者(CEO)に就任した。
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AWS部門の売上高は148億1000万ドルだった。成長率は37%で、第1四半期の32%を上回った。2020年第2四半期は29%だった。
Olsavsky氏はカンファレンスコールで、AWSの成長は広範な顧客の間で加速したと述べた。エンタープライズ、行政、教育や研究機関、スタートアップやデジタルネイティブの顧客などで成長がみられたとOlsavsky氏は指摘する。
AWSは今期も営業利益の大きな部分を占め、41億9000万ドルとなった。北米部門の営業利益は31億5000万ドル、国際部門は3億6200万ドルだった。
第3四半期の見通しについて、Amazonは純売上高を1060億~1120億ドルと予想している。また営業利益は25億~60億になる見通しとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。