半導体企業のBroadcomは米国時間5月26日、エンタープライズソフトウェアを開発するVMwareを610億ドル(約7兆7500億円)で買収することで合意したと発表した。ハイテク業界における過去最大規模の買収の1つになる。
Broadcomの最高経営責任者(CEO)を務めるHock Tran氏は、「半導体業界の買収王」として知られている。2018年にCA Technologies、2019年にはSymantecの法人事業部門を買収したほか、実現しなかったものを含め、実際に積極的な合併・買収を仕掛けている。
米Bloombergによると、1~2カ月の間に限り、より良い買収条件を提示する者を探せる制度である「go-shop」条項が定められており、今後状況が変化する可能性もある。
Broadcomは、買収した企業に対して大胆な施策を行うことが多く、海外の関係者の間で話題を集めている状況だ。Broadcomのここ数年の買収に関する記事を集めた。