EMCジャパンは1月19日、企業ユースに耐えうるHadoop活用を促進するため、ノーチラス・テクノロジーズと協業することを発表した。また、同社はApache Hadoopとの互換性を保ちながら性能を強化した「Greenplum HD Enterprise Edition」を同日より販売することも発表している。
ノーチラス・テクノロジーズ代表取締役副社長の神林飛志氏によると、純粋なHadoopパッケージを企業の基幹業務で活用するには、サポート、開発環境、実行環境といった点で難があるという。

神林氏は「Hadoopは分散処理の敷居を大幅に下げた」と評価するが、一方で「今のHadoopはBI専用。道具立てが企業の業務向けにできていない」とコメント。そのギャップを埋めるのが、ノーチラスが開発を主導するオープンソースの「Asakusa Framework」だとしている。
企業ユースでHadoopが持つ課題とAsakusa Frameworkによる解決策は「Hadoop&Asakusaを基幹業務で使い倒す」と「ビッグデータはないけどバッチ処理はある そんな企業こそHadoopを」に譲るが、そのほかにも、Hadoopは基盤インフラが脆弱で、耐障害性が低く、オペレーションミスにも極端に弱いという難点があるという。そのインフラ面でのギャップを埋めるのが、Greenplum HDというわけだ。
企業ユースの観点からGreenplum HDを見ると、まず国内でのサポートが充実が見込まれる。また、可用性を向上させるためにHA構成を取ることが可能だ。

EMCジャパン データ・コンピューティング事業本部 テクノロジー&プロフェッショナルサービス部部長の仲田聰氏は、「(Hadoopという)オープンソースのメンテナンスコストがいらなくなる。TCOでご判断頂けるよう提案している」とコメント。また、「Hadoopは非構造化データに対応するミドルウェアと期待されているが、(Greenplum HD EEは)今日、今から使えるソリューション」とエンタープライズレベルのHadoop活用ソリューションであることを強調している。
Greenplum HD EEの技術的な特徴およびGreenplum Databaseとの関係については、「ストレージとデータベース、将来の手駒は揃った--EMCのビッグデータ戦略」を参照してほしい。
2011-10-27 08:00:00
2011-12-07 13:12:00
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