VMwareは米国時間8月20日、アプリのリアルタイム配備技術を手がけるCloudVolumesを買収したと発表した。なお、金銭的条件は明らかにされていない。
CloudVolumesのアプリ配備技術の中核は、複数の仮想マシンで使用されるすべてのファイルやデータ、アプリケーションを共有の仮想ボリュームに格納できるようにするというもので、仮想環境と物理環境の双方に対応している。
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くCloudVolumesを買収することで、VMwareはエンドユーザーコンピューティングと、ソフトウェア定義データセンター、ハイブリッドクラウドサービスという同社の注力している3つの技術領域すべてで使用できる、アプリのリアルタイム配備手段を確立できるようになる。
VMwareによると、同社のエンドユーザーコンピューティング関連のポートフォリオにCloudVolumesの技術を追加することで、仮想デスクトップ環境「VMware Horizon 6」の顧客は、エンドユーザーに対してパーソナライズされたエクスペリエンスを提供できるようになるとともに、自社のデスクトップインフラおよびアプリインフラにかかるコストとそれらの管理コストを抑えられるようになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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