驚きではないが、MicrosoftはWindows Azure事業部をサーバ&ツール事業部(STB)に移行させたことを米国時間12月8日付けで発表した。
この動きは、プライベートクラウドからパブリッククラウドまで、さまざまなソリューションを顧客に提供する計画を強化するため、Microsoftが本腰を入れ始めたことを示すものだ。プライベートクラウドはまだ正式に発表されていないが、11月の「Professional Developers Conference(PDC)」で同社の代表者が明らかにした情報に基づくと、公開に向けゆっくりと準備が進んでいるようだ。
Azureチームはこれまで、Microsoftのチーフソフトウェアアーキテクト、Ray Ozzie氏に直接報告していた。
STBに移行後、AzureのトップAmitabh Srivastava氏は、STBを継続して率いるプレジデントBob Muglia氏に報告することになる。Srivastava氏はWindows ServerとWindows Azure(コード名「RedDog」)を合体させた新事業部「サーバ&クラウド部門」のトップとなる。Windows Serverのコーポレートバイスプレジデント、Bill Laing氏はSrivastava氏の下となり、新たに結成された組織で作業する。Microsoftによると「SQL Azure」(Microsoftのクラウド製品でもう1つの重要なコンポーネントだ)チームはすでにSTB下に入っているという。
マーケティング側では、Windows Azure事業とマーケティングは引き続き、Doug Hauger氏の下で進められる。Hauger氏は、コーポレートバイスプレジデントのRobert Wahbe氏が率いるSTBマーケティンググループに入り、コーポレートバイスプレジデントのBob Kelly氏に報告する。Kelly氏はWindows ServerとWindows Azureに加え、「System Center」「Forefront」も担当する。
Microsoftの社員は米国時間12月8日付のMicrosoft Windows Azureブログで、以下のように説明している。
オンプレミスのデータセンターからクラウドまで、顧客にソリューションを提供することにフォーカスした単一の組織を作る。これにより、われわれのリソースを戦略に効率よく割り当てることができる。
アップデート:Microsoftにいくつかの質問をしたところ、代表者が回答して背景を説明してくれた。
組織改変後、STBは以下の8つのグループで構成される。
「この組織再編により、Windows ServerまたはAzureの製品やサービスに変更があるのか」という質問に対しては、以下のような回答をもらった。
すぐに変更はない。MicrosoftのWindows Server戦略とロードマップは、クラウドで学んだことをオンプレミスソリューションにもたらすという広い戦略を反映したものだ。サーバ&クラウド部門の結成とオンプレミスとクラウドチームの統合は、この戦略とロードマップの延長線上にある。Microsoftのロードマップに変更はなく、現在Windows Azureを(2010年)2月にGA(一般提供)にするために準備を進めており、今後はサーバ&クラウド部門向けに長期的戦略を立てる計画だ。これにより、Windows Azureの戦略とロードマップをさらに強化する。
読者の中にはわたしと同じように、「Windows NT」の父でWindows Azureに大きく貢献したDave Cutler氏はこの組織変更でどこにいったのだろうと思っている人もいるだろう。Microsoftによると、Cutler氏は、「現在もAzureに貢献しており、(Srivastava氏)と密に作業を進めている」が、引き続きOzzie氏直属とのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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