ニプロ、グループウェア刷新--垣根を越えて連携する組織めざす

NO BUDGET

2014-09-25 07:30

 医療機器、医薬品、医療用ガラス製品の製造販売を行うニプロは、1995年に運用を開始したグループウェアを全面的に刷新、2012年9月より約3000人が利用を開始していた。システムを提供したドリーム・アーツが9月24日、詳細を発表した。

 ニプロは、「真にグローバルな総合医療メーカー」を目指し、さらなる事業拡大と利益体質の強化を推進しているとのこと。10月には、医療従事者向けに最新医療設備や技術を体験できる研修施設「NIPRO iMEP(Institute for MEdical Practice)」を開設し、社会貢献と併せてユーザー視点の研究開発をさらに加速していく計画だ。

 1995年からNECのグループウェア「StarOffice」を長期に渡って利用していたが、老朽化が進み入れ替えが必要な時期に差し掛かっていたことや、最新のクライアント環境に適応できなくなっていたことから、刷新を検討していた。

 また、拡大路線のグループ経営方針のもと、部署や役割の垣根を越えて連携する「横軸」を意識した組織への変革を進めており、その活動をしっかりと下支えできる情報基盤の構築が求められていた。

 新たな情報共有基盤の選定においては、長年の運用で蓄積した情報資産を確実に移行でき、社内における情報共有の文化を違和感なく継承できることを重視した。多数の製品を比較検討し、実際に利用するユーザーの評価を交えた上で、ドリーム・アーツのグループウェア「INSUITE」の採用に踏み切ったという。

 ニプロへのシステム導入、構築、移行はインターネットイニシアティブが実施し、2012年9月から約3000人が利用を開始している。

 ニプロ 経営企画本部 情報システム部 部長代理 玉置康展氏は、次のようにコメントしている。

 「今回のような大規模な更新は数年に一度のチャンスであり、このタイミングを逃さずに刷新すべきだという思いが強くありました。多くの製品を詳細に調べて比較検討しましたが、ニプロが目指す方向性や近年の情報環境にもマッチする情報基盤になることを考慮して選定しました。また、導入開始から5カ月という短期間で移行を完了し稼働開始できたことも評価しています」

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