日本事務器、Windows Server 2003の移行サービスを発表--クラウドや新サーバ環境構築を支援

山田竜司 (編集部)

2014-04-11 13:07

 日本事務器(NJC)は、2015年7月15日のMicrosoft Windows Server 2003の延長サポート終了に伴い、安全な環境へ移行するための支援サービスを、4月9日から提供を開始する。クラウド環境の構築やサーバ移行を支援する。価格は個別見積もり。

 Windows Server 2003のサポート終了まで1年3カ月だ。サポートが終了すると、各種有償サポートやセキュリティのアップデートが提供されなくなると脆弱性への対処ができず、サーバのウイルス感染やサイバー攻撃による被害など、さまざまなリスクが懸念される。

 NJCでは、ITインフラの現状調査から移行プランニング、環境構築、データ移行、導入後の運用管理までを支援する2つのサービスを提供する。

 クラウド移行支援サービスでは、既存のWindows Server環境をクラウド環境へ切り替える。クラウドサービスの利用により、さまざまな環境変化への対応や、初期投資の削減、環境構築期間の短縮、日々のサーバ運用管理の負荷低減などによりコストを適正化できるという。

 メールやグループウェア、ファイルサーバ環境のクラウド化とあわせ、システム基盤全体を、IaaSで構築する。どのような移行先が最適かクラウドの種類は顧客と相談しながら決める。

 サーバ移行支援サービスでは既存のWindows Server環境を顧客の運用状況に合わせ、最適なものへと移行する。移行先は、自社内(オンプレミス型)か、データセンターだ。データセンターへの移行は、BCP対策としても有効であり、WAN環境も含めたシステム基盤を提案するとアピールした。

 具合的にはサーバを集約し、ITリソースの有効活用を実現するための、仮想化基盤構築する。現状調査後、VMware vSphereかWindows Server 2012(Hyper-V)をベースとした仮想環境を構築することができる。

 別プランでは既存環境を継承し、Active Directory、ファイルサーバ、メールサーバをWindows Server 2012に移行することもできる。

 日本事務機では今後サービスラインナップを拡張させるとしている。


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