「イメージは1960年代のIBM」--オラクル、サン買収後の製品戦略を説明

2010-01-28 14:38

 Oracleは米国時間1月27日、顧客や提携先、報道関係者、アナリスト向けの説明会をカリフォルニア州の本社で開催し、Sun Microsystems買収後の製品戦略を明らかにした。同社はSun製品への投資を継続し、製品、顧客サービスを強化してゆく意向だ。

 社長のCharles Phillips氏は買収の目的について、1960年代にIBMが掲げたビジョンに倣い、ハードウェアからソフトウェアまでを統合して提供できるようになることだと述べる。もっとも、1960年代とは違い、「オープン」なシステムを提供するという。包括的な製品を提供するメリットとして、価格の抑制や総合的なカスタマーサポートなどを同氏は挙げている。

 また、一部で案じられていたSun製品への投資についてもPhillips氏は触れ、大企業顧客にダイレクトサービスを提供するため、営業部門で2000人を採用すると述べた。また会計年度2011年には43億ドルの研究開発投資を予定しているとのことだ。

 今回の買収で、規制当局やオープンソースコミュニティーの心配の種となったMySQLについては、オープンソース専門の部署でサポートを継続していくという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェアが企業防衛の常識を変えた!被害防止のために今すぐ実践すべき「3つの対策」とは

  2. セキュリティ

    「侵入ではなくログインされる」脅威が急増、再構築が求められるアイデンティティ保護戦略とは

  3. モバイル

    デバイス管理でゼロトラストを実現、急成長したスタートアップが選択したMDMツール

  4. ビジネスアプリケーション

    三菱電機が挑む「組織横断価値創出」変革。既存システムを活かし、開発を加速するデータ連携の最適解

  5. セキュリティ

    ゼロトラスト時代だからこそ改めて考えたい、セキュリティの基本原則「多層防御」アプローチ

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]