ミラクル・リナックスと日本オラクル、ドットヒルシステムズの3社は8月25日、Linuxクラスタ分野で協業すると発表した。データベースサーバのLinux環境下での利用促進を目的として、信頼性、可用性、拡張性に優れたエンタープライズクラスタソリューションの提供に取り組む。
この協業により、3社はそれぞれの製品を組み合わせ、高可用性を低コストで実現するローエンドから、ダウンタイムを最低限にとどめるハイエンドなミッションクリティカル分野まで、ビジネス用途に応じて段階的に適用可能なクラスタ環境を提供する。
具体的には、システム構築および運用支援サポートを含むLinux高信頼データベースクラスタ製品群「高信頼DBクラスタ・ソリューション」を販売する。ローエンド向けやハイエンドミッションクリティカル分野向けなど、3パターンの構成を用意する。各構成の概要は以下のとおり。
ローエンド・クラスタ:
共有RAIDを使用しない2ノード運用待機クラスタ構成ミッドレンジ・クラスタ:
システムを冗長構成するとともに、2ノード運用待機構成または2ノードSE RAC構成ハイエンド・クラスタ:
システムを冗長構成するとともに、4ノードまで拡張可能なクラスタ構成3社は、今後3年間で100セットの販売を見込む。
さらに、各種販促ツールの企画や作成、セミナーおよびイベント、プロモーションの実施、動作検証、社内外への販売および支援体制の強化でも協力する。