ファイルメーカーのデータベースソフト最新版「FileMaker Pro 8」が2005年11月15日に発売された。データベースソフトとしては、マイクロソフトの「Microsoft Access」などが有名だが、FileMaker Proは直感的で分かりやすく、使いやすいなど、操作性の良さやその簡単さで評判がある。また、Windows版とMac版があるため(Microsoft AccessにはMac版がない)、WindowsとMac両方でデータを共有することができるのも特長だ。

- 11月15日より販売が開始されたFileMaker Pro 8
そもそもデータベースソフトとはどのようなものなのか? 簡単に説明しておこう。簡単な例では個人の住所録やメールアドレス管理、家計簿のようなものもデータベースソフトを使うと効率的に管理できるものの1つだ。「そんなものはExcelなどの表計算ソフトでもできる」と言われそうだが、データベースソフトを使うとさらに効率良く本格的にデータを管理することができる。
データベースソフトは、表計算ソフトとは違い、1つのデータをもとに、いろいろな形式で表示させることができるため、さまざまな角度からデータを分析することが可能になる。例えば、1つの住所録のデータから、年賀ハガキの宛名印刷をしたり、50音順の住所一覧表を作成したり、名前から電話番号を検索したり、友人だけのメールアドレス一覧表を作成したりなど、いちいち別々にデータを作らなくても、1つの住所録のデータをもとにして、さまざまなな表示、検索、印刷などを行うことができる。
今回、バージョンアップされたFileMaker Pro 8の新機能や特長は、次のとおり。
- PDF Maker:Adobe PDFファイルとして結果を保存することができるようになった。これにより、FileMaker Proで作成した結果を、広く普及しているPDFファイルで配布することができる。
- Excel Maker:FileMaker ProのデータをMicrosoft Excelファイルとして出力することができるようになった。これにより、FileMaker ProのデータをMicrosoft Excelで開き、処理、表示することが簡単にできる。
- Fast Send:画像、書類、Excelファイルやその他多数のどんなフィールドのデータであっても、FileMaker ProからEメールで送信することができるようになった。
- Fast Match:フィールドから情報を選択し、マウスをワンクリックするだけで、該当レコードをすべて検索することができるようになった。検索条件の絞込みや拡大なども含め、すべての検索を文字入力なしにマウスのクリックのみで行える。
- オートコンプリート:過去のエントリーや値一覧に基づき、フィールドに入れるコンテンツを自動的に入力することができるようになった。これにより、大量のデータ入力時にすべてのフィールドを入力しなくても、予測値が自動的に入力されるため、入力時間、労力を低減することができる。
どのフィールドでも追加できるようになったドロップダウンカレンダー。 - ドロップダウンカレンダー:どのフィールドであっても、ドロップダウンカレンダーを追加することができようになった。日付を入力したいときには、カレンダーが表示され、そこから日付をクリックして選ぶだけでよいため、より迅速かつ正確に日付を入力することができる。
- Layout Alignment Tools:複数のフィールドを一線上に揃えたり、オブジェクトをグループごとに同じ大きさにレイアウトすることができるようになった。
- Email Merge:スクリプトを定義することなしに、いくつかの簡単なステップを踏むだけで、複数の人や組織あてのEメールを作成することができる。
- テーブルのインポート:FileMaker Pro 8にテーブルをインポートすると、自動的に新しいテーブルを作成されるようになった。
- 機能強化されたリレーションシップグラフ:1つのテーブルをクリックするだけで、関連するすべてのテーブルを閲覧することができるようになった。ノートを付けることもできる。
- タブコントロール:複数のタブが付いたパネルを作れるようになった。情報をタブ切り替えのみで、さまざまな角度から分析することができる。
- ホイールマウスのサポート:Appleの新しいMighty Mouseも含め、ホイールマウスに対応したため、レコードやフィールドをマウスのホイールで高速にスクロールすることができるようになった。
- 視覚的なスペルチェッカー:誤ったスペルの単語を下線で示す、Microsoft Wordのようなスペルチェック機能を装備した。
FileMaker Pro 8 Advancedは、従来のFileMaker Developerを名称変更してバージョンアップした製品である。FileMaker Pro 8 Advancedには、FileMaker Pro 8のすべての機能に加えて、開発ツールやカスタマイゼーションツールが含まれている。
関連情報
-
サイボウズ、デヂエ新版を販売開始--DBソフト市場に本格参入
サイボウズは、データベースソフトの新版「サイボウズ デヂエ 6」の販売を開始した。 - テンアートニ、「Access」のデータをWebシステムへ変換するサービス
- ファイルメーカー、「FileMaker Solutions Alliance」を刷新し再スタート
- ファイルメーカー
「データベース/データ管理」 のバックナンバー
-
富士通、SQL ServerベースのDWHシステム最適化ソリューションを販売開始
富士通は、「SQL Server」をベースにテラバイト級のデータウェアハウスを最適に利用するプラットフォーム構成モデル「富士通版SQL Server Fast Track Data Warehouse リファレンスアーキテクチャモデル」の販売を開始した。 -
日本オラクル、「クルクルキャンペーン」でRAC構成も半額以下に
-
日本HPとJi2、電子証拠開示で協業--国際訴訟への対応製品を強化
-
日本IBM、データ分析によるビジネス最適化サービスの陣容拡大--年内には500人体制へ
-
ぷらっととPFI、「Hadoop」のアセスメントサービス提供--構築後も支援
- データベース/データ管理 一覧へ »
企画特集

-
レガシーアプリケーションの稼働どうしてる?
互換性の問題、あなたはどう考える?意見募集中! -
事例 VMwareでデータセンターをクラウド化
富士通の開発環境を効率化したクラウドのノウハウ -
アンケートから見るセキュリティ対策の実態
8つの機能が中小企業の情報資産を守る -
新しい視点のレンタルサーバが誕生!
スタートアップ企業、開発者に最適なそのポイントとは? -
DBのパフォーマンスに困ってませんか?
既存のデータベース環境に追加するだけで性能が2倍に -
御社はまだフリーの転送サービスですか?
大容量ファイルの受け渡しに「ルール」と「安心」を -
経営統合後の事業損益構造の見える化を実現
SAS Performance Managementの導入事例紹介!! -
通販サイトのアクセス集中からの危機を救う
4つのケーススタディからWebシステムを徹底解説 -
身近な業務をCRMが変革!
実は、埋もれた情報が鍵だった -
利用者の理想を追求した最新レンタルサーバ
サイト制作事業者がその評価結果を徹底レポート! -
仮想化をダメにするストレージの実態
求められるストレージ正常化のキーワードとは? -
仮想環境のバックアップは難しいのか
効率的なバックアップへの2ステップを解説 -
アプリケーション仮想化 3つの課題
最新のCosminexus V8.5の知られざる実力 -
ビジネスを支えるWebシステム最前線
システムトラブルの6割が、ソフトウェアに原因あり
-
17. Intel Threading Building Blocks
オライリーブックから出版されている「Intel Threading Building Blocks... -
18. Intel Integrated Performance Primitives
単に最適化コンパイラを使うよりもパフォーマンスを良好にするルーチン...
新着企業動向
-
ウイングアーク、ユーザー会への「新規入会促進プログラム」を実施
ウイングアーク テクノロジーズ -
Digi Wireless M2M Forum 2010 Tokyo
ディジ インターナショナル -
【日立システム 情報セキュリティブログ】本日より「ユミコの冬季セキュリンピック」がスタ...
日立システムアンドサービス -
UTM-1 Edge
アズジェント - 企業動向一覧へ»
