DB内でデータを暗号化してからバックアップするソフト「Oracle Secure Backup」

ニューズフロント

2006-06-22 14:44

 日本オラクルは6月22日、同社製データベース向けバックアップソフト「Oracle Secure Backup」の販売を開始した。バックアップ対象のデータをデータベースから取り出す前に暗号化するため、情報漏えいを防止できる。価格は、テープ装置1台当たり37万5000円(ライセンス)または8万2500円(SULS)。

 Oracle Secure Backupは、バックアップ処理(バックアップロジック)をリレーショナルデータベースのエンジン内に直接組み込んだ状態で作動する。この仕組みにより、データはデータベースから取り出される前に暗号化され、テープ上のデータだけでなく、テープに移動中のデータも安全を確保できる。

 バックアップデータの復号に必要な鍵は、データベースにのみ保存する。そのため、バックアップテープが紛失したり盗まれたりした場合でも、第三者に読まれることや、改ざんされることはない。また、データベースのバックアップや復旧に関与するすべてのホストシステムに対しての認証機能も備え、部外者による認証ホストの成りすましを防ぐ。

 Oracle Databaseのブロックレイアウトストラクチャを直接読み出せることから、「Oracle Database 10g Release 2(10.2.0.2)」以上の製品では、バックアップの高速化とテープ使用量の低減が可能となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSM徹底解説!ビジネスに関わる全ての方へ--「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]