IT専門調査会社のIDC Japanは6月22日、2005年の国内データベース管理システム(DBMS)の市場規模および2010年までの予測を発表した。
同調査によると、2005年における国内DBMS市場の規模は、前年比2.4%増の1763億円。国内企業の収益回復とともに、データベースへの投資も成長した。IDC Japanでは、この傾向が2006〜2007年にかけて継続するものの、ベンダー間の価格競争やマルチコアCPUの普及に伴うハイエンド市場の成長鈍化、オープンソースによるエントリー市場の吸収などのマイナス要因を受け、その後の成長は止まるとみている。
2005年の機能別市場は、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)が1511億円、プレ/ポストRDBMSが139億円、エンドユーザーDBMSが104億円、オブジェクト指向データベース管理システム/XMLデータベース管理システム(ODBMS/XML DBMS)が9億円。RDBMSは、引き続き市場を拡大たが成長率は低く、メインフレームが中心のプレ/ポストRDBMSは、2桁規模縮小した。一方、用途が限定的なODBMS/XML DBMSは、前年のマイナス成長から回復している。
ベンダー別では、オラクルがハイエンド市場でのRAC(Real Application Cluster)などのオプション製品の伸びと、低価格版SE OneのWindows市場での成功により、市場平均を上回る成長を遂げた。同社の市場シェアは44.5%。マイクロソフトは、エンタープライズ市場でのWindows採用の広がり、データウェアハウスでの利用拡大によって、前年比14.9%の成長と急増。シェアも1.3ポイント増加した。IBMは、前年比2.7%増と微増にとどまった。国産では、富士通が売り上げを回復した一方で、日立製作所はメインフレームの不調でシェアを落とした。
IDC Japanの予測によると、2005〜2010年のDBMS市場の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は2.3%。うちRDBMS市場は3.0%となる。
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