Macromediaは今月、「Flash」オーサリングソフトと「Eclipse」オープンソース開発ツールを連携させるツールの初期版をリリースする予定だ。
Macromediaの同ツールは、以前は「Zorn」という開発コードで呼ばれていたもので、正式には「Flex Builder 2」と称される。プログラマはこれを利用して、人気の高いオープンソース製品EclipseによってFlashアプリケーションを開発できる。同社はこれまで、独自の開発ツールしか提供していなかった。
MacromediaのチーフソフトウェアアーキテクトKevin Lynchは、開発者がMacromedia独特のツールの機能に熟知していなくてもよくなることから、今回の方針転換は非常に意義が大きいと述べている。
Lynchは、「当社は非常に大きな変更を行った。あらゆる開発者がリッチなインターネットアプリケーションを記述し、Flash Playerを視野に入れられるようになるのだ。これによって、より多くの開発者がFlashを利用してくれるようになるだろう」と話した。Lynchはまた、今日Flashを利用しているユーザーは200万人に上っており、Macromediaではこれを300万人まで増加させたいと考えていると述べた。
Lynchは、シアトルで開催中の「Web 2.0 Conference」において、米国時間6日にFlex Builder 2のアルファ版をデモンストレーションする予定だ。
同アルファ版は10月17日からダウンロード可能になり、Flex Builder 2の正式版のリリースは2006年後半が予定されているという。
また10月17日には、Macromediaの「Flash Player」次期製品であるバージョン8.5のアルファ版も発表される。Flash Playerの次期版は、Active Scriptで最新のECMA標準をサポートしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ