10月3日、米Microsoftは.NET Framework付属のクラスライブラリのソースコードを、一部公開する予定であることを明らかにした。同社のScott Guthrie氏がブログで明らかにした。
公開は、今年末にリリースされる.NET Framework 3.5、Visual Studio 2008(VS 2008)と合わせて行われる。公開される予定のソースコードは、System、System.IO、System.Collectionsなどのネームスペースを含む「.NET Base Class Libraries」、ASP.NET、Windows Forms、ADO.NET、XML、WPF。コード中のコメントもそのまま公開されるという。また、順次公開するソースコードを増やしていくとのことで、WCFやLINQのソースコードもいずれ公開されるという。
ソースコードが公開されることによって、VS 2008ではクラスライブラリのコードをデバッグ時に参照して、ブレークポイントを張ったりステップ実行を行ったりすることが可能になる。
なお、公開はMicrosoft Reference Licenseのもとで行われる。