米マイクロソフト、.NET Frameworkのソースコードを年末にも一部公開

原井彰弘

2007-10-05 14:34

 10月3日、米Microsoftは.NET Framework付属のクラスライブラリのソースコードを、一部公開する予定であることを明らかにした。同社のScott Guthrie氏がブログで明らかにした

 公開は、今年末にリリースされる.NET Framework 3.5、Visual Studio 2008(VS 2008)と合わせて行われる。公開される予定のソースコードは、System、System.IO、System.Collectionsなどのネームスペースを含む「.NET Base Class Libraries」、ASP.NET、Windows Forms、ADO.NET、XML、WPF。コード中のコメントもそのまま公開されるという。また、順次公開するソースコードを増やしていくとのことで、WCFやLINQのソースコードもいずれ公開されるという。

 ソースコードが公開されることによって、VS 2008ではクラスライブラリのコードをデバッグ時に参照して、ブレークポイントを張ったりステップ実行を行ったりすることが可能になる。

 なお、公開はMicrosoft Reference Licenseのもとで行われる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]