JDaveプロジェクトは11月20日、Java向けのテスティングフレームワーク「JDave」の新バージョン「JDave 1.0-rc1」をリリースした。
JDaveは、ソフトウェア開発における「ビヘイビア駆動開発(BDD)」を促進するために開発されたJava向けのテスティングフレームワーク。BDDとは、ユニットテストを「仕様」という観点で捉えた開発手法。テスト駆動開発(TDD)と本質的には全く同じだが、テストではなく「仕様」の概念に重きが置かれているのが特徴である。
JDaveは、RubyのBDD対応テスティングフレームワーク「rspec」から影響を受けて開発されたもので、モックオブジェクトフレームワーク「JMock 2」を統合している。また、マッチングライブラリとして「Hamcrest」を利用しているのも特徴だ。
今回リリースされた新バージョンでは、新たにMapオブジェクトに値が含まれているかどうかを仕様として記述することが可能になったほか、finalが付加されたクラスやメソッドのモックにも対応した。また、仕様を記述する際に「must」という語を利用できるようになった。