住商情報システムは3月7日、米COPAN Systemsのディスクストレージ製品「Revolution 200シリーズ」の販売およびサポートを開始した。価格は、記憶容量28テラバイトの最小構成時で2800万円。3月20日に提供を開始する。
Revolution 200シリーズは、これまでテープライブラリが果たしてきた役割をハードディスク(HDD)アレイで実現するMassive Arrays of Inactive Disks(MAID)タイプのストレージ製品。データアクセス時に必要なHDDのみを稼働するよう制御し、RAIDシステムの高速性および信頼性と、テープライブラリの大容量および省電力性を両立させる。
シリアルATA(SATA)対応3.5型HDDでRAID5構成とし、記憶容量は28テラバイトから224テラバイト(近日中に448テラバイトに拡張する予定)とする。仮想テープライブラリ(VTL)およびNFSとして運用できる。大きさは、幅30インチ(約76cm)、奥行き48インチ(約122cm)、高さ87インチ(約221cm)で、設置面積は約1平方メートルで済む。
すべてのHDDに常時電源が入る通常のRAIDサブシステムと比べ、電力消費は4分の1以下となる。そのため、発熱量を大幅に低減するとともに、UPSなどの電源設備や空調設備への負荷を最小限に抑え、運用コストの抑制、削減が図れる。
住商情報システムでは、初年度に20社、30システム、10億円の販売を目指す。