富士通は、2006年第2四半期に新しいブレードサーバを発売する。このマシンは、4台のデュアルプロセッサ搭載ブレードを連結し、Advanced Micro Devices(AMD)の「Opteron」プロセッサを8基持つ1台のシステムとして使用できるというものだ。
4月もしくは5月に提供されるこのオプションには、最新のAMD製2.6GHzデュアルコアプロセッサが採用されると、富士通の米国法人Fujitsu Computer Systems(本社:カリフォルニア州サニーベール)のマーケティング担当シニアバイスプレジデント、Richard McCormack氏は述べている。同社は、ドイツで開催された「CeBit」に合わせて、この製品を発表した。
この8ウェイサーバは、特にAMDのデュアルコアチップが、それぞれ2つのプロセッシングエンジンを持つ点を考えると、x86サーバのなかでも最上位に位置づけられるものとなる。IBMは32ウェイの「Xeon」搭載システム「x460」を販売しており、Sun Microsystemsでも8ウェイOpteronサーバの発売を2006年に計画しているが、Hewlett-Packard(HP)やDellでは、最大でも4ウェイのサーバしか扱っていない。
「われわれは、誰もが8ウェイサーバのような大規模なマシンを欲しがるとは見込んでいないが、柔軟性の高いシャーシを持つこのシステムで、われわれはもっと上位に食い込むことができ、またより多くの契約をまとめることができると思う」(McCormack氏)
このシステムは、Microsoft Windowsか、Red HatもしくはNovellのLinuxに対応し、SAPのERPソフトのようなデータベースを中心とした業務プリケーションを在庫管理や財務関連業務に使う顧客にアピールするだろうと、McCormack氏は説明した。また、VMwareの仮想化ソフトを使って複数のオペレーティングシステムを同時に動かせば、1台のマシンで小型マシン数台分のタスクを処理することも可能になる。
富士通は2005年10月に、Opteronを採用する「Primergy BX630」ブレードサーバ2台を1つにまとめ、1台の4ウェイサーバとして利用できるオプションを提供しており、今回発表した製品もその延長線上にある。ちなみに、これらのシステムでは小型のリボンケーブルを使ってマシンを連結している。
価格については、8ウェイプロセッサのオプションが3万5500ドルから、また4ウェイプロセッサのオプションが1万ドルからとなる。そのほか、富士通は2600ドルのデュアルプロセッサ搭載ブレード用連結キットもアップグレードする。このキットは、2台のブレードをつなぐには1つ、4台を連結する場合には3つ必要になる。
ブレードサーバは、電源やネットワーク機器との接続用となる通信「バックプレーン」を提供する1台のシャーシに収めて使用する。この市場をリードするのはIBMで、第2位がHP、第3位がDellという順位になっている。
富士通のブレードサーバは、高さ12.25インチ(約31cm)で、Opteron搭載ブレードもしくはIntel Xeon搭載ブレードを最大10台まで格納できる。ただし、複数台を連結可能なのはOpteron搭載ブレードに限られる。
Dellのブレードサーバも同じサイズだが、これは同社のサーバを設計したのが富士通であるためだ。「Dellはこの製品に関してわれわれと協力している」(McCormack氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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