ブレードサーバの出荷台数、2006年度に5万台を突破する見込み--矢野経済研究所調べ

CNET Japan Staff

2006-10-03 17:48

 矢野経済研究所は10月2日、国内におけるオープン系サーバ市場の実態を調査・分析した調査レポートを発表。x86サーバ、IA64サーバ、RISCサーバについて、2004年度から2010年度までの市場動向の分析・予測を行った。

 同調査によると、x86サーバの2005年度出荷実績は、台数ベースで前年度比16.1%増の53万4886台、金額ベースで前年度比11.8%増の3271億5000万円。2004年度から2010年度のCAGR(年平均成長率)は出荷台数で13.4%、出荷金額で9.6%と予測される。2005年度のサーバ出荷台数シェアは、NECが23%でトップを維持し、デルが続いている。

 成長を続けるx86サーバのなかで特に伸びているのが、ブレードサーバであり、2005年度では出荷台数が3万3130台、2006年度では5万台を突破する見込みとしている。

 IA64サーバの2005年度出荷実績は、台数ベースで前年度比39.2%増の4221台、金額ベースで前年度比59.4%増の414億5000万円。ベンダー別シェアは、日本HPが78.2%で飛び抜けた首位。2位にNEC、3位に日立が続いている。2005年に出荷を開始し、ハイエンド領域でシェアを伸ばしている富士通が4位。

 RISCサーバの2005年度出荷実績は、台数ベースで前年度比8.1%減の3万9100台、金額ベースで前年度比17%減の1343億円。IA64サーバやローエンド領域でのx86サーバへの移行があるため、減少する傾向にある。ベンダシェアでは、サン・マイクロシステムズが56.3%で、以下、富士通、IBM、日本HPが続く。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  4. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

  5. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]