インテルは10月31日、エンタープライズ向け製品の「Xeon」および「Itanium」の方針説明会を開催すると共に、同会場で最新のItaniumである「デュアルコア インテル Itanium プロセッサー 9100番台」(開発コード名「Montvale」)を発表した。
Intel デジタルエンタープライズ事業本部 副社長 兼 サーバプラットフォーム事業部長のKirk Skaugen氏はMontvaleについて、「性能が向上したのはもちろんのこと、メインストリームの価格でメインフレームクラスの信頼性を実現する『コアレベルロックステップ』や、電力効率を向上させる『デマンドベーススイッチング)』などの機能が備わっている」と説明した。
Montvaleを手にするSkaugen氏コアレベルロックステップは、2つのロックステップコアが1つの論理CPUコアであるかのように動作し、コアとソケットのそれぞれで演算結果のデータ整合性を確認する技術で、信頼性や可用性が向上する。また、デマンドベーススイッチングとは、プロセッサの利用率が低い時に消費電力を下げる技術で、OSと連動して動作する。Skaugen氏は、「日本はアメリカより電力コストが高いため、特に日本に適した機能だ」とアピールする。
日立製作所やNEC、富士通、日本SGI、日本ヒューレット・パッカード、日本ユニシスなどの各OEMメーカーもMontvale搭載機を同日もしくは近日中に発表する予定だ。Skaugen氏によると、東京証券取引所では、メインフレームから富士通のItaniumサーバ「PRIMEQUEST」への移行を予定しているという。
「工場からできたてを持ってきた」とSkaugen氏インテルでは、2008年後半にMontvaleの次のItaniumプロセッサとなる「Tukwila」(開発コード名)を発表する予定だ。Tukwilaはインテルにとって最初の20億トランジスタ搭載製品で、Skaugen氏は工場からできたばかりのTukwilaを日本で初公開した。Skaugen氏によると、Montvaleは性能よりも高可用性に注力したため性能倍増とはならなかったが、「Tukwila、またその次の世代のPoulsonでは性能倍増が実現する」と話す。
一方のXeonは、11月12日(日本では13日)に45ナノプロセス製品の「クアッドコア インテル Xeon プロセッサー 5400番台」およびそのチップセットが発表される予定だ。5400番台では「インテルCoreアーキテクチャー」が改良されており、同じクロック周波数でもより高い性能を発揮する。
インテルは、これまでソケット数やコア数などで製品を分類していたが、「これからは用途別に製品を分類する」(Skaugen氏)としており、今後は「ミッションクリティカル」「高拡張性」「効率的性能」「エントリー」「ワークステーション」という分類方法を用いることになる。ミッションクリティカル分野はItaniumを、その他の分野はXeonを提供する。
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