NTTデータとNTTデータ先端技術、サイベース、マイクロストラテジー・ジャパンの4社は7月23日、データウェアハウス(DWH)市場でソリューション事業を共同で展開すると発表した。9月からの本格展開を目指し、機能や性能検証およびサービスメニューの作成を共同で進めているという。
今回4社では、DWHアプライアンス「Sybase Analytic Appliance」をベースにソリューション事業を展開していく。Sybase Analytic Applianceには、サイベースが7月16日に発表した高速DWH専用カラムストアデータベース「Sybase IQ 15.1」や、IBMの「IBM Power Systems」、MicroStrategyのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「MicroStrategy 9 スターターキット」などが搭載される。これにより、企業の業務システムに蓄積された大規模データを高速で分析し、企業の意思決定を支援していきたい考えだ。
サービスメニューには、DWHおよびBIシステムの提案、実データに基づいたデモ環境の構築、大規模データの分析、KPI管理や経営課題の洗い出し、原因分析などのコンサルティングが提供される予定。
各社の役割は、NTTデータがシステム構築とコンサルティングを担当し、NTTデータ先端技術が販売と保守を担う。加えて、サイベースとマイクロストラテジー・ジャパンが共同でSybase Analytic Applianceの展開を進めていく。
4社では今後5年間で100億円の売上を目指す。