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サイベース、高速DWH向けデータベースの最新版「Sybase IQ 15.1」を発表

ZDNet Japan Staff

2009-07-16 18:27

 サイベースは7月16日、高速データウェアハウス専用データベースの最新版「Sybase IQ 15.1」を発表した。出荷開始は2009年11月初旬を予定している。

 「Sybase IQ」は、高速データウェアハウスの構築に特化した専用データベース管理システム。集計、分析処理を最適化するための独自のアーキテクチャにより、高速なレスポンス、柔軟な分析、高効率のデータ圧縮、容易な運用管理を実現しているという。サイベースによれば、最新版のSybase IQでは、汎用データベースと比較した場合、検索スピードが10倍以上、データロード時間が最大15分の1、ストレージ容量が最大10分の1に削減されるケースもあるとする。

 サイベース、マーケティング本部本部長の冨樫明氏は、近年のデータ分析、BIの用途が、従来のタイムスパンが比較的長い「戦略的」なものから、より短かい周期の「戦術的」なものへ、さらにリアルタイムに近く利用者の数も広い「日常業務の一部」となりつつある点を指摘。「より多くのユーザーが、より詳細かつ多様で大量のデータを、早く、低コストで分析したいというニーズは、今後も増大する」とした。Sybase IQ 15.1では、そうしたニーズに応えるための機能強化、販売施策を展開するという。

 新バージョンでは、マルチコアプロセッサの持つ複数のコアを有効活用できる「並列クエリ処理」が可能になっている。これにより、標準的なマルチコアCPUを搭載したハードウェアでのパフォーマンス向上が可能になる。また、管理コンソールの使い勝手の向上、よりリアルタイムに近い分析を可能にするマルチノードローディング機能などが搭載されている。また、VLDB管理機能の強化により、テーブルスペース設定やパーティショニングが可能になった。これにより、大容量データの保存にあたって、ストレージを効率的に利用できる。

 さらに、ストアドプロシージャへの対応により、データベース内部での高速な分析処理が行える。インデータベース分析用のライブラリとしては、Fuzzy Logixの「DB Lytix」を採用し、処理が可能なデータボリュームとスループット、計算精度のバランスのとれた高速な分析が可能としている。そのほか、EclipseベースのIDEを利用した、分析アプリケーションのモデリングや開発への対応、対象データのライフサイクルポリシーを定義、作成、追跡、管理できるILMモデリング機能などが追加されている。

 サイベースでは、Sybase IQ 15.1を、高速なデータマートから、全社基盤としてのセントラル・データウェアハウスまでの構築と運用を支えるソリューションとして販売していく計画だ。Sybase IQ 15.1には、中小・中堅企業向けの「Small Business Edition」(圧縮後データ量250Gバイトまで)と、大規模向けの「Enterprise Edition」の2つのエディションが用意される。価格は、Small Business Editionが、1コアあたり420万円(税別、4CPUコアライセンスでのセット販売)、Enterprise Editionが1コアあたり1008万円(税別)。なお、いずれのエディションも複数コアでの利用にあたっては、コア単位で最大50%の割引価格が適用される。

Sybase IQ Sybase IQの管理ツール、Sybase Centralでのリソース使用率監視画面。最新版では、並列クエリ処理により、CPUの持つ複数のコアを有効に活用できる。

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