サイベースは9月19日、エンタープライズ向けのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)製品である「Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE)15」に対応した最新のレプリケーションサーバ製品「Sybase Replication Server 15」の出荷を開始したことを発表した。
Sybase Replication Serverは、データベース間のデータ移動を管理し、基幹業務データの可用性を高めるためのミドルウェア製品。企業内に分散されたデータの中から必要な部分だけを効率よくコピーし、全社的な情報共有を実現する。
また、障害対策ソリューションとして、リカバリサイトへのデータレプリケーションも可能。ASEを基幹系システムとして利用することで、データ統合やデータベースの負荷分散、障害対策、そして情報系分析用高速クエリエンジン「Sybase IQ」を組み合わせた分析システムなどを実現している。
最新版では、新たにSybase ASE 15に対応。管理機能の強化、パフォーマンス向上、セキュリティ/信頼性の向上、相互運用性/効率化の向上など、さまざまな機能が強化されている。
対応プラットフォームは、Windows、Linux、HP-UX、AIX、Solaris。対応データベースは、Sybase ASE、Sybase IQ、Sybase SQL Anywhere、Oracle Database 9i/10g。価格は、1CPUあたり487万4000円より。