Intelは2011 International CESの開幕を前に、同社のデスクトップおよびノートPC用CPUの新シリーズの詳細を正式に発表した。「Sandy Bridge」という開発コード名で呼ばれていたこれらのチップの正式名称は、従来製品と同じ「Core i3」「Core i5」「Core i7」になる予定である。
Sandy Bridgeプラットフォームの基本的な機能については前々からすでに知られており、新チップを搭載するPCについても、数機種の情報が早い時点で市場にリークしていた。
Intelによると、32nmマイクロアーキテクチャを基盤として構築されている第2世代の「Core」プロセッサの主だった点は、より高いエネルギー効率と改良された3Dおよびグラフィックス機能などであるという。Intelの「Turbo Boost」技術の最新版である「Turbo Boost 2.0」は、過熱しないように熱管理しつつ、動的な負荷に応じてベースクロック速度を超える性能を各コアで実現する。この新世代のCPUはこれまでの世代と比べて「コンテンツ作成は最を42%、ゲームを最大50%高速にする」とIntelは主張している。
「Intel HD」グラフックスシステムも大きく刷新される。これまで、ほとんどのノートPCやデスクトップに搭載されているグラフィックス機能では、基本的な3Dゲームでさえも納得のいく性能レベルで実行することができなかった。
Intelの「Wireless Display」技術もアップデートされる予定である。「WiDi」とも呼ばれる同技術は現在、数機種のノートPCに搭載されており、ノートPCからのビデオ出力を、99ドルで提供されているNetgearの受信機ボックスに接続することができる。Netgearの受信機ボックスは、HDMIを介してテレビなどのディスプレイに接続される。
Wireless Displayの新しいSandy Bridge版は、サポート解像度が720pから1080pに拡張され、「Intel Insider」と呼ばれる新しいサービスによって保護コンテンツをサポートする。Intel Insiderは、デジタルコンテンツ用の保護されたパスとして機能する(HDCP 2をサポート)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。