センドメールは6月20日、電子署名方式の送信ドメイン認証「DKIM」(Domain-Keys Identified Mail)に対応した日本語版メール配信サーバの最新版「Mailstream Switch MTA 3.2」を発表した。同製品をベースに、メールゲートウェイソリューション「Mailstream Gurdian」の提供を6月末より開始する。
Mailstream Guardianは、メールのトラフィック制御や運用状況を可視化し、DoS攻撃やアドレスハーベスティグ攻撃、スパム、ウィルスなどの脅威から企業ネットワークを保護するメールゲートウェイソリューション。クラスタ構成によるフェイルオーバー機能、送信ドメイン認証機能、大量メールが送られてきた場合のコネクションコントロール機能、送信先ドメインごとに複数のキューを設定できる配信制御機能などを提供する。これらの機能は、ウェブベースのコンソールから集中管理することができ、しきい値の設定や警告、メールトラフィックのリアルタイムモニタリング、レポート作成などの運用管理機能も備えている。
センドメールでは、Mailstream Switch 3.2をMailstream Gurdianソリューションとしての提供することに注力する計画で、初年度30システムの販売を見込んでいる。
販売活動は6月20日に開始し、6月30日に出荷する予定。稼働環境は、RedHat Linux Advanced Server 3.0/4.0、Solaris 8/9/10。価格はオープン。