フィードパスは9月5日、同社が提供する中堅中小規模企業向けのSaaS型ウェブメールサービス「feedpath Zebra(フィードパス ゼブラ)」を同日よりバージョンアップしたと発表した。今回のバージョンアップでは、個々の企業のニーズに合わせて選択できる複数の運用パターンやオプションが追加されたほか、エンドユーザーにおける使い勝手の向上を目指したカスタマイズ機能の拡充が行われている。
feedpath Zebraは、米Zimbraが開発販売を行い、住友商事が日本国内での総事業化権を保有する「Zimbra Collaboration Suite」を、フィードパスが日本向けにローカライズし、SaaS型サービスとして提供しているもの。ウェブメールを中心に、アドレスブック、スケジューリング、Wikiといったグループコラボレーションのためのツールが統合されている。Ajax技術の採用により、デスクトップアプリケーション並のリッチなユーザーインターフェースを備え、外部の様々なアプリケーションやWebサービスとの連携が可能な点が特徴となっている。
今回のバージョンアップは、2007年2月のサービス開始以来、初めてのものとなる。フィードパス、事業企画室新規ビジネス開発チーフプロデューサーの中村謙吾氏によれば、バージョンアップの内容は主に「運用オプションの追加」と「カスタマイズ機能の強化」の2点。サービス開始以降に、ユーザーや導入検討中の企業から寄せられた要望を取り入れ、「より導入の敷居を下げた」ものを目指したという。
運用パターンとしては、現在自社で利用しているメールサーバはそのままでフロントエンドとしてZebraを使うケース、メールサーバとフロントエンドをZebraとして自社ドメインで利用するケース、メールサーバとフロントエンドおよびドメインのいずれもZebraとして提供されるものを利用するケースの主に3つのパターンから選択可能である点が明確化された。
オプションとしては、複数ドメインあてのメールを共通のフロントエンドで利用できる「ドメイン追加オプション」(初期費用1万円)、社内の特定の部署のみでZebraを利用し、ドメインは現行のまま利用できる「部門利用オプション」(初期費用3万円)、フィードパスにドメイン取得と管理を委託できる「DNS登録代行オプション」(初期費用2万円、月額1万円)といった、複数のオプションが追加されており、企業におけるfeedpath Zebraの利用、運用形態に合わせた選択が可能になった。
また、カスタマイズ機能の強化は、主にエンドユーザーにおける使い勝手の向上を目指したもの。新たに、外部POPアカウントからのメール取得や複数の送信アカウントの切り替えが可能になった。また、低速なネットワーク回線(主にモバイル環境など)でZebraを利用する場合に、Ajax機能をオフにして操作性を上げる「簡易クライアント(ベーシッククライアント)」モードの追加、各機能の切り替えや実行をキーボード操作のみで行える「ショートカットキー」機能の追加、そのほか多様なカスタマイズ機能が利用できる。
feedpath Zebraの基本料金は、メール機能を中心とした「White」が1アカウントあたり1280円/月。メールに加えアドレス帳、スケジューラ、ドキュメント管理機能などを備えるフルバージョンの「Black」が1アカウントあたり2480円/月。
なお、feedpath Zebraにおける次回の大規模なバージョンアップは、2008年以降に予定されており、今後、ネットワークに接続されていない環境でもZebraの機能を利用できる「オフラインクライアント」などの追加が検討されているという。
Ajaxを利用したリッチなインターフェースが特徴の「feedpath Zebra」。今回のバージョンアップで、さまざまな導入オプションがメニュー化されたほか、使い勝手を向上させる多数のカスタマイズ機能が追加された。
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