Googleは、同社ブラウザ「Google Chrome」について、MacおよびLinux版の開発を進めていることを明らかにした。
GoogleのMac Blogへの投稿で、同社ソフトウェアエンジニアAmanda Walker氏は、Mac OS XおよびLinux版Chromeの開発が「積極的に進められている」と述べた。
同プロジェクトは開始時にWindowsのみを対象としていたが、MacおよびLinuxの専門家がその後Chromeチームに加わったという。
Walker氏は、次のように述べている。「開発が落ち着いた頃、MacおよびLinux開発者が加わり始め、両プラットフォームに取り組み始めた。両プラットフォームは、Windowsに対してよりも互いに多くの点で似ているが、プラットフォーム間でコードの共有が何とかできるようになり、その結果として開発スピードが多少速まった」
Windows版Chromeの遺産があるにもかかわらず、Googleは、MacおよびLinux版について、Windows版の作り直しではなく、両プラットフォーム用に開発されることをすでに約束している。
Walker氏は、「複数プラットフォームを念頭において書かれたコードであっても(Chromiumの大半はすでにそのようになっている)、思いこみという部分があり、他のプラットフォームで実際に稼働してみると問題となることがある。チームとして、このことは十分認識し、準備しており、すべてをWindowsでの動作に合わせるようにと指示するということはない」と書いている。
MacおよびLinux版Chromeの完成時期については明らかにされていない。「完成日がいつになるかについて、形だけの日程を決めることはない」とWalker氏は付け加える。「確実な見積もりができるほど、十分な予測はできない」(Walker氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ