Microsoftはこれまでの方針を転換し、すべての小規模企業に対し、年間ドメイン登録料を課金すると述べた。これには、永久に無償でウェブサイト登録を提供すると同社が約束した企業も含まれる。
2009年10月1日から、すべての顧客は、カスタムウェブアドレスの更新料として年間14.95ドルを支払わなければならない。Microsoftは、「Office Live Small Business」の一環として、ウェブサイト登録サービスを提供している。Microsoftは、ドメインを更新し続けるために毎年料金を支払わなければならないことを考えると、ある意味これは理解できる動きである。
しかし、この動きは、2008年の同社の約束を覆すものである。2008年2月に実施された一連の変更に際して同社は、Office Live Small Businessの新規顧客は初年度以降、ドメイン更新に対する支払いが発生するが、サービスを早期から利用している顧客は、そのドメイン登録料が「永久に」無償になると述べていた。
Microsoftは声明で、今回の変更を認めている。
MicrosoftはCNET Newsへの声明の中で、「確かにこれは変更ということである」と述べている。「ご存知のとおり、新規顧客のカスタムドメイン名の更新に対し、年間14.95ドルの課金を開始することを2008年2月に決定した。今回、すべての顧客に対し、ドメインの次回の更新時からこれと同じ料金を求める予定である」(Microsoft声明)
Microsoftは、価格は競合他社と比較してかなり割安であり、Office Live Small Businessの大多数のサービスは今後も無償で提供されることを強調した。ウェブサイトを無償で得たいと考える企業は、自社サイトをカスタムドメインから、Office Liveドメインの一部分へと移行する選択肢がある。
しかしMicrosoftは、ウェブサイトの移行は可能だが、その他のデータは失われる可能性があると述べた。
Microsoftは同社ウェブサイトで、「期限が切れたドメイン上のすべての電子メールアカウントは、自動的に削除され、電子メールメッセージは保存されない」と述べており、そのようなデータをバックアップする方法が示されたページへのリンクを示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ