リコーとノベルは12月3日、仮想化ビジネスで協業することを発表した。中堅企業と大企業を対象に、ノベルの仮想化ソリューションのマーケティングと販売活動を共同で展開する。
今回の協業は、ノベルの「PlateSpin Workload Management」を活用したサーバ、クライアント、ストレージなどの仮想化ソリューションを共同で販売する内容。まず初めに、リコーがノベルの仮想化プランニングツール「PlateSpin Recon」を用いた無償アセスメントサービスを12月3日から提供する。
このサービスは、仮想化環境を導入する前に、既存ITリソースの利用状況の計測やアセスメントを行うサービス。リコーITソリューションズを通じて2010年3月31日まで無償で提供する。対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉で、順次、名古屋、大阪へと拡大する予定。
リコーとノベルはプライベートクラウド構築ビジネスの増加を見込んでおり、仮想化環境導入前のアセスメントを販売戦略上、重要なサービスと位置付けている。アセスメント後は、ノベルのマイグレーションツール「PlateSpin Migrate」を有効活用するなど、仮想化環境の導入と構築サービスの提供を強化するとしている。