マイクロソフト、クラウド型顧客管理「Dynamics CRM Online日本語版」を2011年1月より提供

ZDNet Japan Staff

2010-11-25 17:55

 マイクロソフトは11月25日、パブリッククラウド型のCRMアプリケーションサービス「Microsoft Dynamics CRM Online日本語版」を、2011年1月より提供開始すると発表した。

 Dynamics CRM Onlineは、ソフトウェアパッケージ製品となる「Microsoft Dynamics CRM 2011日本語版」をベースとしたクラウドサービス。オンプレミス型に先がけてパブリッククラウドでの提供を開始する。

 Dynamics CRM Onlineは、オンプレミス型およびホスティングサービス事業者から提供されるホスティング型と同じソースコードで構成されているため、利用形態やニーズの変化に応じた柔軟なシステム形態の選択、移行が可能という。また、「Exchange Online」や「SharePoint Online」といったマイクロソフトの企業向けクラウドサービス「Microsoft Online Services」との連携利用が可能となっている。顧客への訪問スケジュールデータやメール送受信データをDynamics CRM Onlineに同期したり、見積書や契約書等のドキュメントをクラウド上で顧客単位で一元管理することも容易としている。

 また標準機能として、ユーザー個別の業務要件に応じたGUIカスタマイズ機能を提供する。データベースの拡張や画面レイアウトの変更、ワークフローの設定など、CRMを利用するユーザーがマウス操作のみでカスタマイズできるという。

 Dynamics CRM Online日本語版の参考価格は、1ユーザーあたり月額4660円。基本契約期間は1年間で99.9%のアップタイムSLAを提供する。標準で30日間のトライアル利用が可能なほか、2011年6月末までの期間限定でウェブ直接購入価格を1ユーザーあたり月額3601円とする導入推進キャンペーンを実施する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    AIエージェント時代は“人の使い方”の見直しが急務!ガバナンスの第一歩は「見える化」から

  2. セキュリティ

    ランサムウェアの高度化に備える、可視化と予測的防御で実現する新セキュリティ基盤とは

  3. コミュニケーション

    「どの業務をAIに任せていいかわからない」を解決、組織にAIを浸透させる3つのポイント

  4. セキュリティ

    ランサムウェアが企業防衛の常識を変えた!被害防止のために今すぐ実践すべき「3つの対策」とは

  5. 経営

    ガートナーが解説する3つのアクション--「エブリデイAI」と「ゲーム・チェンジングAI」の選択とは?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]