マカフィーは5月20日、日本法人の代表取締役社長に元ジュニパーネットワークスの代表取締役、大須賀雅憲氏が就任することを明らかにした。6月1日付で代表取締役社長に就任する予定。これまで代表取締役社長を務めてきた加藤孝博氏は、6月1日付で代表取締役会長に就任する。
新たに代表取締役社長に就任する大須賀氏は、1961年10月生まれの47歳。法政大学法学部卒業後、日本電気システム建設に入社し、新規販売チャネルの構築にあたった後、新設の直販部門でシステムインテグレーション事業に従事。インドネシアやフィリピンなどの同社海外事業を拡大させた。
1993年にはAT&Tジャパンに販売シニアマネージャとして入社。NCC市場を担当している。
1999年にUnisphere Networksの日本支社長に就任し、法人立ち上げを担った。2002年、Juniper NetworksがUnisphere Networksを買収したことに伴い、ジュニパーネットワークスの代表取締役に就任した。
その後、2004年のNetscreen Networks買収を皮切りにエンタープライズ事業を開始。以後、2005年から2006年にかけてRedline、Peribit、Acornを買収し、エンタープライズ市場向け製品のラインアップを拡大した。
代表取締役会長に就任する加藤氏は、1950年9月生まれの58歳。伊藤忠データシステムズ(現CTC)に入社後、1979年にタンデムコンピュータ日本法人を、1985年にレーカル・リダックの日本法人の設立に参画した。
1996年には日本DEC(現日本HP)で取締役パーソナルコンピュータ事業本部長兼Windows NT事業統括に就任。その後、パートナー営業本部長兼Windows NTビジネスセンター長などを歴任している。
1999年4月にマカフィーの代表取締役社長に就任し、2001年7月に本社McAfeeのシニア・バイスプレジデントに就任していた。