NTTデータは8月31日、オーストラリアのExtend Technologies Group Holdingsと資本提携することで合意したと発表した。アジア太平洋圏のSAPビジネス強化がねらいで、事実上の買収となる。
両社は8月28日、NTTデータが子会社のNTT DATA Asia Pacificを通じてExtend Technologiesの発行済株式51%を譲り受けることで最終合意に達した。
Extend Technologiesは2003年設立のITサービス企業。SAP製品のコンサルティング、SIおよびソフトウェア開発などを主な事業内容としている。
NTTデータは2008年1月、NTT Data Europeを通じてitelligenceの発行済み株式77.1%を株式公開買い付けで取得、事実上の買収を行っていた。同社はこの買収により欧州と米国でのSAPビジネスを強化している。
今回のExtend Technologies獲得もこの戦略にならうもので、NTTデータは今後、アジア太平洋地域のSAPビジネスの強化と拡大を図る。