パナソニック、社内分社と連結子会社を統合--システムネットワーク事業展開

田中好伸(編集部)

2010-01-05 17:23

 パナソニックは1月5日、新たに企業向けシステムネットワーク事業ドメインを設立、社内分社のシステムソリューションズ社(システム社)と、100%連結子会社のパナソニック コミュニケーションズ(PCC)を再編、統合してパナソニック システムネットワークス(PSN)を1月1日付けで発足させたことを発表した。

 PSNは、パナソニックの100%子会社で資本金は298億4500万円。グローバルでの従業員数は1月現在で2万1900人となっている。

 パナソニックでは、通信と映像の融合が進む企業向けシステム市場で、映像系に強みを持つシステム社と、通信系に強みを持つPCCを再編、統合してPSNにすることで、音声からイメージ、映像、データをIP網で統合する「統合IPネットワーク」のソリューションで、新興国を中心にしたグローバルでの事業拡大と収益力向上を目指すとしている。

 PSNは、(1)監視カメラや防犯カメラで地域や企業を守る“セキュリティ”、(2)音声と映像でつなぐ“コミュニケーションネットワーク”、(3)ハンディターミナルや非接触ICカードリーダなどの“モビリティ”、(4)放送と通信の融合で映像と情報の配信ソリューションを提供する“ブロードメディア”、(5)商品群を各種社会基盤のトータルシステムとして提供する“インフラシステム”、(6)自社商品を支えるデバイスを生み出す“オプティカルデバイス”――という6つの事業体制を取る。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  3. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  4. セキュリティ

    【マンガで解説】なぜ中小企業でも最新のセキュリティ対策を強化しなければいけないのか?

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]